前回までのあらすじ。
町であった少女に頼まれ、お爺さんを助けることになったくるみ、
お爺さんを探し始めたが、犬のう○ちを踏んでしまうのであった。
すっかりやる気を失ったくるみは、約束なんかどうでもよくなるが、
雀の涙ほどの良心でなんとかお爺さんの基にたどり着ついた。
くるみ「お爺さんやっと見つけた!」
お爺さん「おお、旅のお方」
くるみ「助けに来たよ!、どうしたのお爺さん?」
お爺さん「腹が減ったんだよ」
くるみ「へ?」
お爺さん「だから腹が減ったんだよ」
くるみ「・・・」
くるみ「助けてほしいってそれ?」
お爺さん「うむ」
お爺さん「何か食べるものを恵んでおくれ」
くるみはお爺さんにアッパーしそうになったが
持ち前の瞬発力ですぐさま飴を握りしめ
なんとかごまかすことに成功した
お爺さん「うおっほーい、あめじゃあめじゃー生き返るぅぅぅぅぅ」
あまりのお爺さんの喜びように、最初はしょんぼりしたくるみだったが
助けてよかったと心から思うのであった。
しかしお爺さんの唾で鎧が錆びてしまいプラチナ色の鎧が色褪せてしまったが
優しいくるみは言わないことにした。
くるみ「お爺さん、あめ美味しかった!?」
お爺さん「おうおうありがとーよ、優しい旅のお方」
お爺さん「おまいさんのようなオナゴはさぞかしいいお嫁さんになるだろうよう」
くるみは、お爺さんの言葉に感動した反面、また殴りそうな気持ちで一杯であった。
なぜなら先日、やさしさが重いと言う理由で結婚式をあげた恋人に
一方的に振られたからである。(婚姻届は出してなかったので×はまのがれた)
しかしくるみは正義の味方なのでそこも我慢した。
お爺さん「そうそう、東の荒野に素敵な泉があるんよう一度いってみるとええよう」
くるみ「ほんと!?素敵な泉いきたい!教えてくれてありがとうお爺さん!」
お爺さん「おうおうきーつけていきなされお元気でな」
くるみ「ありがとう!お爺さんも元気でね!」
くるみはお爺さんをあとにし、錆び付いた鎧と錆び付いた心(振られて)を洗い流すため東の荒野に向かうのであった。
続く