私が長年の間追い続けてきた幻の生物カッパ。捜索の甲斐もあってか、今回の集会でついにその姿を捉えることに成功した。
しかしなぜこのタイミングで出没したのか、彼らは本当にカッパなのか。新たな疑問が次々と浮かび上がってくる。
喜んでいる場合ではない。カッパ研究はこの発見によってスタート地点に着くことができたばかりなのだから。今回の日誌ではこのカッパと思しき生物について考察していく。
①外見的特徴
一般的に伝わっているカッパの特徴として、緑の肌、頭部の皿、短い嘴、手足の水掻き、甲羅などが挙げられる。私が遭遇した個体については甲羅以外の全ての特徴がこれらと合致している。唯一の違いである甲羅だが、これはヤドカリ類が体の成長に合わせて背負う貝殻を交換していくように、彼らカッパも新しい甲羅へ住み替えを行っている最中であるからだと考えられる。
容姿から判断すると彼らがカッパである可能性は限りなく高い。少なくともこの時点でウェディとドワーフが仮装している線はほぼ消えたといっていいだろう。
ちなみにヤドカリ類が貝殻を背負うのは柔らかな体を守るためであり、貝殻の交換に手間取った個体はすぐに外敵に襲われ死んでしまう。もしこの生態が共通しているとするなら、彼らには一刻も早く新しい甲羅を見つけて身の安全を確保してほしい。
②出現時期
幻といわれるほどに目撃情報の少ないカッパが、なぜ今になってドワ子集会に姿を現したのか。これは集会が開催された3月12日という日付に大きなヒントが隠されている。
カッパといえば相撲好きなことで有名だ。
そしてこの3月12日には大相撲三月場所が開幕している。
今場所は13年振りに日本人横綱が土俵入り、17年振りに横綱が4人揃う『4横綱』が実現、大関照ノ富士が角番(前場所で負け越したため降格が懸かっている状態)など近年稀に見る重要な場所になっている。
注目が集まる4横綱の顔ぶれは、白鵬、日馬富士、鶴竜、そして日本人横綱である稀勢の里となっている。その中でも稀勢の里は期待を集めながらも、『2場所連続優勝していないのに横綱に昇進した』として懐疑的な目で見られながらの取り組みでもある。全ての人を納得させるには結果を出すしかない。
興味を惹かれたカッパが地上に出てきてしまったのは当然の成り行きといえる。
③不可解な出現場所
カッパは水神の仮の姿といわれるほどに水との関わりが深い。そのカッパが砂漠の真ん中に現れたのはなぜか。
砂漠といっても水場が存在しない訳ではない。実際に彼らを発見したのはオアシスの隊商宿という場所で、砂漠越えを目指す商人が水や物資の補給に立ち寄っていた。たしかに水があるのならカッパが生存することは可能だが、問題は彼らがどのようにしてこの地にやって来たのかだ。
私の推測だが、彼らは人の手によって捕まり、その後商人の手に渡りドルワーム王国へと移送される途中で逃走、そして辛うじて辿り着いたオアシスに住み着いたのではないだろうか。
もし彼らが捕まっていなかったとしたら、自然の中で甲羅が手に入らないまま外敵に襲われ命を落としていただろう。自由を奪われながらも、オアシスという閉じた安全な環境に来たからこそ生き延びているというのは、何とも皮肉な話だ。
④高度な知能
「それはゴーヤです! キュウリをください!」
と叫んでいた。人と意思疎通が可能なほどに高い知能を持ち、言語能力も有しているようだ。ゴーヤに何らかのトラウマがあるのかもしれない。
まとめ
今回の発見によってカッパの生態の一部が明らかになった。謎が多い生物なため、研究のためには詳しい調査を行う必要があるだろう。オアシスという具体的な生息地も判明しているのだ。
しかし彼らの過酷な身の上を考えると、そっとしておいてあげたほうが良いのかもしれない。
~終わり~
ハートを描くしぐさが大流行
お茶を飲んでいる
晴れた瞬間を逃さず撮影
DWK☆48公演
やはりドワ子といえばカエルだ
カッパの時代はいつか来るのだろうか
次回の集会は3月22日(水)
今回はガリバーハンドのしぐさの意外な活用方法が見つかったので、おそらく次の集会では飛び跳ねまくるドワーフが見られるだろう
※武器と釣竿の両方を装備してガリバーハンドを行い、その後釣竿のみを装備から外すと、通常サイズのキャラが異常な高さのジャンプを繰り返す状態を発生させることができる