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真のもふもふ

ゴロ~~

[ゴロ~~]

キャラID
: XT655-114
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 107

ライブカメラ画像

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ゴロ~~の冒険日誌

2018-05-14 18:55:15.0 2018-05-15 12:20:06.0テーマ:プレイヤーイベント感想

【第206回ドワ子集会】ドワ河童 どうかDowa Gappaと発音してください。

これはある動物病院の患者、第56号が誰にでも喋る話である。
彼はもう30を越しているだろう。が、一見したところは若々しい狂人である。
彼が例の話を繰り返すと最後には次のように怒鳴りつける。
「出ていけ! 貴様も仮装メイクをした偽物のドワ河童なんだろう。
出ていけ! この偽物めが!」


3年前の夏のことです。僕はモリナラ大森林へ入ろうとしました。
ご承知のとおり大森林へは獣道を進むほかありません。
僕は前にモリナラ大森林はもちろん、神獣の森にも入っていましたから
朝霧の下りた樹間の細道を案内者も連れずに進んで行きました。
しかしその霧はいつまで経っても晴れる景色は見えません。
こうなっては進むのも木かげの集落に引き返すのも
とにかく霧の晴れるのを待った上にしなければなりません。
「ええ、いっそ進んでしまえ」
僕はこう考えましたから、木々を分けて行きました。

そのうちに足も草臥れて腹も減り始める、おまけに霧に濡れ透ったプク毛も
並大抵の重さではありません。僕は腕時計を覗いてみると、時刻はもう昼過ぎです。
が、それよりも驚いたのは何か緑色をした顔が一つ
丸い腕時計の硝子の上へちらりと影を落としたことです。
振り返ると――僕がドワ子というものを見たのは実にこの時が初めてだったのです。
僕の後ろにある岩の上には画にあるとおりのドワ子が一人
片手を目の上にかざしながら珍しそうに僕を見下ろしていました 僕が気付くとドワ子は逃げ出しました。意外なのはその逃げ足の速さです。
諦めそうになりましたが、幸運にも一頭の猪がドワ子の行く先へ立ち塞がります。
ドワ子は猪を見ると、何か悲鳴を上げながら草むらへ飛び込みました。
僕は「しめた」と思いましたから、その後へ追いすがりました。
するとそこには僕の知らない穴でも開いていたのでしょう。
僕はたちまち深い闇の中へ真っ逆さまに転げ落ちました。
我々プクリポはこういう危機一髪の際にも途方もないことを考えるものです。
僕は「あっ」と思う拍子にあのモリナラ大森林でプレイヤアイベント
ドワ子集会が行われるのを思い出しました。僕はいつの間にか気を失っていました。 そのうち気が付くと、僕は仰向けに倒れたまま大勢のドワ子に囲まれていました。
僕が目を開いたのを見るとドワ子たちは「どわ、どわ」とざわつき始めました。
僕はドワ子集会にプクリポの身で来てしまったのはまずかったかと思いましたから
やや不安を感じながら沙汰が下るのを待ちました。
やがて一人のドワ子が僕の前に進み出てくると、このように言いました。
「ドワ子集会へようこそ。ドワ子集会は種族不問。どなたでも自由に参加してね」 僕はドワ子集会に参加することになりました。
ドワ子の文明は我々プクリポに比べると発展しているようでした。
プクランドで最近見るようになったドルボオドも
ドワ子界ではこのように飛行物体型が流通しているのです。
にも関わらず最近はドルボオドに乗らず歩くのが
流行りだというのだから分からないものです。
そしてさらに僕を驚かせたのは彼女たちの芸術的な分野でありました。 このドワ子、いや正確にはドワ河童というそうなのですが
なんと普段から音楽を嗜んでいるといいます。
彼女のバイオリン演奏にしばらく聴き入って素敵な時間を過ごした後
隣で同じくウットリしていた別のドワ河童が僕に話し掛けてきました。

「演奏はいかがでしたか? 彼女はドワ河童界でも飛び切りの奏者なんですよ」
「ええ、素晴らしい演奏でした」
「それは何よりでした。ところで彼女は何の曲を弾いていたのでしょうか」

隣で聴いていたはずのドワ河童が僕に曲目について尋ねてきました。
このコンサアトの常連に見えるドワ河童が知らないはずはないだろうに
おかしなことを言うドワ河童だなと思いまして、僕はこう返したのです。

「それはあなたのほうが良くご存知でしょうに。良いメヌエットでしたよ」
「なるほど。今日はメヌエットでしたか。我々ドワ河童には耳が無いので
こういうコンサアトでは曲目が分からないのが少し不便なのですよね」

会話を聞いていた周りのドワ河童の聴衆たちも
「メヌエットだったのか」
「耳のある人がいて得したなぁ」
などと言いながら会場を後にしていきます。
演奏者も客も誰も耳を持っていないコンサアトはこうして幕を閉じたのでした。


どこか不思議で奇妙なドワ子集会を一頻り楽しんだ僕は
帰ってからも集会での出来事を思い出しては懐かしむのです。
あの集まりにもう一度遭遇したいと大森林へ足を運ぶも空振り。
このプクリポは用も無く森に通っていると周囲から噂され
そうして僕は動物病院に入れられる羽目になったのですよ。
ところであなたはドワ子集会を知っていますか?

今日も部屋を訪れた見舞い客にそう尋ねる56号であった。
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