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真のもふもふ

ゴロ~~

[ゴロ~~]

キャラID
: XT655-114
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 107

ライブカメラ画像

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ゴロ~~の冒険日誌

2018-08-03 18:41:43.0 2018-08-04 12:56:39.0テーマ:プレイヤーイベント感想

【第214回ドワ子集会】モフられすぎた男 後編

「すごい! 圧倒的なモフモフ感だ!」

さっそくゴローは怪しい男から譲り受けた“もふもふフェロモンZ”を使用した。
するとたちまちプク毛が下ろし立てのタオルのようにふわふわに。

「ナンパしに行くなら今しかない」

ゴローは人の多そうな街の中心部へと向かった。








「ヌハハ! 呆気なさすぎるぞ!」

ゴローが声を掛けるまでもなく次々とドワ子が集まり、プク毛に夢中になっている。
当然といえば当然の話で、彼のプク毛は見ただけで分かるほどにふわふわでありながら、
触ってみるとツンと手を押し返してくる弾力までをも獲得していた。
両立するはずのない柔軟性とコシが見事に調和している。

人の欲というものには際限が無い。
小さな成功に気を良くしたゴローは、もふもふハーレムを実現すべく動き出した。

「もっと人が多い場所で“もふもふフェロモンZ”を試してみよう。
三倍の量を使えば三倍のドワ子が集まるはずだ……!」

もはや商品を使い過ぎるなとの忠告はゴローの頭から完全に抜けていた。
ここには彼を止めるものは誰もいない。
キラキラ大風車塔へと移動したゴローはついに禁断の領域へと手を出してしまった。



薬を大量に使用したゴローの元に厳ついドワ子たちが吸い寄せられるように集まる。
無言の彼女たちの視線はプク毛に定まったまま動かず、
まるで餌に狙いを据えた猛獣のような雰囲気だ。
様子がおかしいことに気付いたゴローはドワ子と対話を試みようとするが……

「やめてくれ! それ以上モフったらクセ毛になっちまう!」

理性を失ったドワ子が止まるはずもなく、荒々しい手つきで毛玉を弄んでいく。

やがて一匹のアフロプクリポを残して暴虐という名の嵐は去って行った。







「あんたの薬を使ったらこんなダサいアフロになっちまったぞ!
俺のプク毛を返してくれ!」

ガタラに戻ったゴローは商人に苦情をつけた。

「おやおや、どうしましたお客様。商品にご満足いただけませんでしたか?」

商人は落ち着いた様子で答えた。
口論になると思っていたゴローは商人の穏やかな対応に戸惑った。
しかし話していくうちにまた怒りが再燃してきて喧嘩腰になってしまう。

「薬のせいで大量のドワ子に襲い掛かられたんだぞ!
こんな危険な薬だなんて聞いてない! 詐欺だ!」

「それはおかしいですねぇ。お客様、ちゃんと使用量は抑えましたか?」

薬を受け取る際に注意されていたことを思い出しゴローは焦った。

「うう……でも危険性を伝えずに薬を渡すのはひどいぞ!」

ゴローの訴えに対し商人は心外だと言わんばかりに肩をすくめた。

「やれやれ。忠告を守らないばかりか私を詐欺師呼ばわりですか。
あなたのようなお客様にはペナルティが必要ですねぇ!」

急に迫力を増した商人の目からまばゆい光が溢れ出し、
それを直視してしまったゴローはフラフラと倒れ気を失った。

「さてさて、この街での仕事はこのくらいにしておきましょうか。
次の街ではどんなお客様に出会えるのか楽しみですねぇ。グフフ!」

アロハシャツを着た怪しげな商人は足取りも軽やかにガタラを立ち去った。
その後、岳都ガタラでは嬉しそうに駆け回るアフロのプクリポの姿が目撃された。
流行遅れのヘアースタイルにも関わらず楽しそうにする様は、
市民の生温かい視線を集めたのだった。

~おわり~







■ドワ子集会プレイヤー名鑑

No.031 しん オーガ♂

出身地:ランガーオ村
ドワ子集会歴:4年目
集会の過ごし方:イスに座るしぐさ
遠足スタイル:不明

人物情報
ドワ子を温かく見守るアロハ系オーガ。
その正体は笑ゥせぇるすまん……ではなく、
プレイヤーたちを鍛え導く体操のお兄さん。
観覧系プレイヤーイベント最大手&超老舗の“今宵は大道芸師語り”シリーズにて
何度もトップバッターを務めた実績(おそらく最多?)を持つ。
集会では無口だが大道芸師のステージでは別人のように荒ぶっている。
ツイッターでの反応速度に定評がある。


※“今宵は大道芸師語り”とは
歌、劇、漫才、エクササイズなど、分野を問わずあらゆるプレイヤーイベントで
活躍している人材を結集した夢の舞台。
パフォーマンスを行うプレイヤーが順番に登場し披露するスタイル。
かつてワーズワースさんが主催し第15回(第拾五幕)まで行われた。
現在は“おずこ”さんが引き継いで開催している。(通算回数は不明)
年単位で研鑽を積み重ねてきた彼らの“芸”は
もはやユーザーイベントを超越した何かになっている。

※情報が間違っていたらすみません
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