ゴロ～～の冒険日誌

僕の夢はドワモンマスターになること。
近所のオーキッド博士がドワモンに詳しいそうだから、
立ち寄って話しを聞いたらいよいよ旅立ちだ！


オーキッド博士の研究所は良く分からない機械でいっぱいだ。
本もたくさん置いてあるけど博士は全部読んだのかな。

「よく来た、ゴローよ。お主にはワシのとっておきのドワモンを授けよう。
まずはバトルを繰り返してこの子を育ててみなさい。がんばるんじゃぞ～！」
クマタイプのドワモン、“くまたろうこ”だ！
こいつはレベルを上げていくと熊分身っていう技を覚えるから優秀なんだ。
よろしくね！　くまたろうこ！

「ヤーン！」

変な鳴き声だなぁ。
何はともあれ、ガタラタウンにさよならバイバイ！
僕はこいつと旅に出る！







ドワモンマスターになるためにはドワモンリーグで優勝する必要があるんだけど、
僕みたいな新人トレーナーはまず各地にあるドワモンジムのリーダーを倒して
バッジを獲得しなきゃいけないんだ。
全てのバッジを集めた時点で初めてリーグに挑戦できるからね。
くまたろうこも強くなったし、そろそろ最初のジムに挑戦してみよう！
行け！ くまたろうこ！ ヒゲのムチだ！

「ヤーン！」

くまたろうこはふさふさのヒゲを伸ばし出すと、
相手のドワモンを器用に絡め取りそのまま投げ飛ばした。
どわああああと叫びながら戦闘不能になる赤いドワモン。
最後まで正体は分からなかったけど、無事に勝てて良かった。

「うふふ。あなたもドワモンもとっても強いのね。
いいでしょう。勝利の証として“人妻バッジ”を差し上げます。
このバッジは付けているだけでドワモンが少しセクシーになります」

ジムリーダーのヒトミからバッジをゲット！
さっそく胸に付けると、くまたろうこが流し目でアピールし始めた。
本当に少ししかセクシーにならないな……。

今回のバトルはギリギリだった。
もっと強いトレーナーになるには新しいドワモンを捕まえていかなきゃね。
流し目のくまたろうこを連れて次の町へ出発だ！
道路を進んで行く。
あっ！ 草むらから野生のドワモンが飛び出してきた！
まずはドワモン図鑑を使って分析してみよう。
ふむふむ。右がたぬきタイプ、左が草タイプのドワモンか。
たぬきはクマと被るなぁ。
草タイプのほうだけゲットして育ててみよう。
これで戦略の幅が広がるぞ！







新しい町に到着した。
この町はガタラタウンに比べると発展していて、
便利な道具がいっぱいあるみたいだ。
でも人が多くてごちゃごちゃしてるなぁ。
都会は治安が良くないって聞いたことがあるよ。
気を付けながらジムを探そう。
「そこの少年、待つくま！」

その怪しい集団に遭遇したのは町を探索しているときのことだった。
彼らが自ら名乗ったのは“まるくま団”という団体名。
これは後から知ったことだけど、彼らはこの地域では悪名高い組織で
ドワモンを見つけると無理やりクマの着ぐるみを着せようとしてくる危険な連中だった。
思えば僕とまるくま団の長きに渡る因縁はこのとき既に始まっていたんだ。
丁々発止のやり取りの末に、僕たちはドワモンバトルに突入した。








まるくま団の猛攻に耐え切れず、全ての手持ちドワモンが戦闘不能。
ついに絶体絶命のピンチへと追い込まれたゴロー。
誰もが諦めかけたそのとき、突然くまたろうこの体が光を放ち姿が変わっていく。

「……もう言葉はいらないよな。あとは拳で語り合おうぜ」

次回、『くまたろうこ 涙の鉄拳』

（続かない）




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先日“メイアの部屋”にカエ・ルーさんがゲスト出演してたので見に行ってきました。
そのときにあったことや無かったことを日誌に書いたので良ければ見てね！