【ネタバレ注意】
小説家が作品を買ってもらえるかどうか、それは書き出しの表現で決まると言われています。日々多忙な読者は最初の数行で魅力的か否かを判断して、後者ならばそれを買いません。
書き出しの表現は読者を現実世界から未知なる物語の世界に誘引するためにあるわけですが、誘引も徐々にするのか、一気にするのか、作者の力量が問われます。前者は最初は読者にストレスを与えないものの、長さを誤ると先に読み進めたいという読者の気持ちを削いでしまいます。後者は、読者に強烈な混乱とストレスをいきなり与えるため、一種の賭けとなります。特に代名詞で始まる小説は、誰なのか分からないので、読者は「あんた誰?」となり、その者に魅力を感じなければ、そこで終わりです。
これをドラクエ10のVer4.0で言えば、いきなり未知の世界(エテーネ王国)に強制的に引き込まれて、「あんた誰?」的なキャラクターの身の上話を長々と聞かされ、目的地に直行しようとすると敵ではなく味方が雑談で妨害するという、時間のない現実世界の人間からするとストレスフルな物語でした。唯一の救いは、クオードが良かったことくらいです。
そんな感じだったので、4.1も不安だらけで、腰が重かったです。それを時間の取れる昨夜に開始しました。
繭出現の対策を練るため、叡智の冠を招集したいルシェンダ。エイドスのみ連絡が取れないので、ポーポラ地方に行くことになりました。
伝言人形より、エイドスはプクランド大陸の魔瘴を完全消滅させるための儀式に忙しく、私にも手伝ってほしいとのことでした。
魔瘴封じの儀式に必要な聖別の詩歌のしぐさを覚えた後、ペシュヤ地下空洞の高濃度魔瘴の前にて、聖別の詩歌を歌うことでプクランド大陸の魔瘴が消えました。
同時刻にエイドスも隠れ家に戻っており、招集命令を伝えます。
ルシェンダによるとどの文献にも例の繭のことが全く記されていないため、未知なる存在と彼女は断定します。ただ、唯一私のみ時間跳躍制御装置エテーネルキューブで繭を見ていたため、世界が荒廃したことを伝えます。
その直後に、1人の兵士が慌てて駆け込み、空間が歪んで、勇者の橋の上に見たことない怪物が出現したと報告したのでした。