このお話は四部構成になっております。
物語の順番は上から順に
シールドオーガ起→承→転→結です。
シールドオーガ(起)からどうぞ。
凄くお暇なときに、パラパラ読んで頂ければ幸いです。
プク娘ちゃん遅いねー。
討伐並んでるんだってー。
まぁ、時間はまだまだあるしいいじゃない。
ふふふ、
ならちょっと暇潰しにお話聞いてほしいドワ!
待ってましたー!
今日はどんな話かしら。
えへへ・・・。
おほんっ!では・・・。
・・・。
シールドオーガって覚えてる?
あの大きな盾を持ったやつ。
あれって実は・・・
!!!オーガたちの祖先なんだドワー!!!
あはは、そんなわk・・・。
『ないじゃない』と言って、オガ娘は笑おうとした。
実際オガ娘の笑いのツボだったし、ズッ友のドワ娘のために
『また適当なこといってーw』と言いながらハリセンで頭を叩く用意もしていた
・・・・・・が!!!
オガ娘は不運にも、
シールドオーガの姿を鮮明に思い出してしまった。
あれ?
えっと・・・・・・あれ??
あいつの肩にあるの、もしかして、オーガと・・・おなじ?
オガ娘は、いや、まさか・・・とは思いながらも
オーガとの共通点に気付き、ドワ娘の話が本当の話なのでは・・・と。
たとえ祖先でなくとも、
もしかしたら闇に堕ちたオーガのなれの果てなのでは?
といった疑念を払うことができない。
う、うーーー・・・ん。
い、いやぁ・・・そんなの、いやだぁ・・・。
オガ娘は悶絶しながらも
あいつには尻尾がないことを理由に、
あいつは祖先じゃない・・・私はあんなのにならない・・・と
うわ言のように呟きながらも、なんとか意識を保つのであった。