目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

ベサワキ専属護衛神官

りゅうせき

[りゅうせき]

キャラID
: ZF978-766
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 魔法戦士
レベル
: 106

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

りゅうせきの冒険日誌

2020-02-15 21:36:55.0 2020-02-15 21:55:59.0テーマ:その他

そして匣は沈黙を破る⑦

※本件、Ver4.0およびそれ以前のネタバレを含む可能性があります。
 閲覧の際はご注意ください。
















り 「―――だ、そうだ」

ピ 『ほむ』

シ 『はぁ』


流石の二人もこの超展開にはついていけなかったらしい。

大丈夫、私もだ(ヽ''ω`)


----------------------------------------


キィンベルに到着した私は、ピコン、シンイと宿をとり

我々の意識がない―――もとい

死んでいる間に更新された、冒険日誌を確認した。


本来、冒険の書は本人にしか更新ができないが

姉がハッキングして、強引に記録を取ったようだ。


記録により私達は

・あの場にいた全員が一度死んでいたこと

・かつて敵対した竜神様と、時空ハッカーである姉が
 王宮の墜落を防ぎ私達を蘇生したこと

・エテーネルキューブを接触させると何かが起きること

・国王の謎の挙動との関連が示唆される”黒いオッサン”の存在

…などなどの情報を得た。

事件の真相については情報が薄いが、無いよりはマシだった。


シ 『まぁ、その辺については別途考えましょうかね』

り 「それがいい。姉ちゃん絡みの話なのもあって
   事がここだけに留まるとは考えにくい。
   別のところで何か起きるじゃないかな」


ピ 『ねぇ。この、エテーネルキューブって何?』

り 「時間移動に必要な箱みたいなもんだな。
   おまいさん達も持ってるんじゃないのか?」

ピ 『これ?』

り 「えっ」

ピ 『えっ』


互いに取り出したものは想像していたものと大分違ったようだ。

というかこれは…

筐体こそ銀色だが、とても見づらそうな真っ黄色の液晶画面。

十字キーに、START SELECTボタン、A Bボタンの

シンプルなキー配置。

慣れた手つきでスイッチを入れると――――


\みこーん!/


り 「おまいさん達、ゲームボ○イで時渡りしてきたのk」


姉は何てものにシステムを組み込んだのか。


シ 『流赤さんのは随分複雑そうな機械ですね』

り 「OSとインタフェースの相性が最悪でな。すごく使いにくい」


Windows8.0Compact。

タブレット前提のOSでタッチ操作系無しは致命傷だろう。

そういう意味では、妹達の端末は必要最低限の機能と

必要十分な操作感で、随分と改良が施されていた。

それをこの化石みたいな8bitマシンにブチ込んだのは

姉の皮肉だろうか…?


ピ 『接触させてみましょ』


私と妹は互いのキューブをコツンと当てた。

GBの黄色い液晶画面に『しょうにん かんりょう』と表示され

私のキューブが発光、熱を持ち始めた。

やがて\ポロローン/というWindowsでよく聞くあの音とともに

『アクティベートが完了しました』というダイアログが表示された。

どうやらこれで使用許可が下りたらしい。


り 「…やっと帰れるのか」

シ 『長かったですものね、お疲れ様です。』

り 「全くだ」

ピ 『すぐ帰る?』

り 「いや、明日みんなにお詫びをしてからだな。
   いろんな人に迷惑かけまくった」

ピ 『そっか』

そんなわけで今日は寝ることにした。


----------------------------------------


次の日、私達はご迷惑をおかけした兵隊さんたちへ

お詫び参りをして、昼頃に街を出ることにした。

(もちろん服も調達した)


出口では、兵を代表して、カートと

服役期間中のクライアントであった錬金屋のシャンテさんが

預けっぱなしにしていた剣と盾を持って、見送りに来てくれた。


り  「ありがとう、武器持ち歩くと街の人の不信を煽りそうでの。
    もう暫く預けておこうと思ってたんだが」

シャ 『私もそれでもよかったんだけど。
    …面白いお爺さんね、とっても楽しかったわ』

り  「それはよかった。
    機会があればまた話し相手になってやってほしい。」

そういって黒いボロボロの剣と、使い古しの盾を受け取った。


―――この会話の意味するところについては、また別の機会にでも話そう。


カ  『また来る機会はあるか?』

り  「根拠はないけど、多分そうなる気がする」

カ  『そうか、ではまたな。次来たら、また手合わせ願いたい』

り  「それはちょっと嫌だなぁ」


私は少しだけ苦笑いした。


シ  『そろそろ行かないと』

ピ  『おいてくわよ』

り  「へいへい、じゃぁ、またの。」



かくして、私達はキィンベルを後にした。




~ そして匣は沈黙を破る 了 ~




いいね! 8 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる