A
「いやいや 本当にどうなってるんだ!
こんなにも欠席者がいて…… 会議場がスッカラカンだ!
この仮設会議場 45人入れるんだぞ! でも今日はたったの3人!」
B
「…………大丈夫かどうかは分からないな。
事件はとても深刻らしい。
ウェナ諸島だけの問題ではない 世界的な問題のようだ。」
B
「今回の会議は 42人……いや 43人だったかな?
入る予定だったハズだが その内40人は
ウェナに駆り出されてしまったようだ。」
A
「いくらなんでも ひどい!
何が起きたってんだ? 俺らは駆り出されなかったが…………。」
この会議に出れないほどヤバいのかよ 事件って!」
B
「まぁ心配するな。
異形の魔物を沢山連れた 騎士の軍団が ウェナに現れたから
戦力になりそうなヤツらが 駆り出されただけらしい。」
A
「(俺は弱い者ってことか……)
って そんなヤツが現れて大丈夫なのか?」
B
「どうでしょうか 大賢者さま。」
大賢者
「ふむふむ…… なるほど。
えー じゃあ こうすればいいんじゃね?」
大賢者
「数の暴力じゃなくて和解すればいいじゃん。」
B
「いやいや 無理がありますよ。
相手は暴虐の限りを尽くす 完全な敵らしいですし。
相手の数も多いですよ。」
????
「失礼いたす。」
大賢者
「お前ら よく帰ったな。」
????
「ええ。新生エデン研究会
ガイアーラと 私 トルナード。
ただいま帰ってきました。」
大賢者
「みんなも駆り出されていたのか。」
ガイアーラ
「ああ。
オレももう 大変だったぜ。
でも 騎士と魔物は退治したから安心しな!」
大賢者
「ほうほう。
騎士は どこの者だったか?」
ガイアーラ
「マルジャ? ……とかいう騎士団のやつらしい。
よく分からなかったから 無視しても大丈夫だろ!
そして キサマはどう会議が進んだんだ?」
大賢者
「本題には触れてないぞ。」
トルナード
「えぇ 本題ってまだ この会議に参加している
えーと…… 2人!? すくなっ……
2人は…… 知らないんですよね?
B
「知りませんよ。
緊急会議ということで 来ました。」
A
「私も それだけで来ました。
わたし 大賢者さまのことすら知りませんでしたし。」
ガイアーラ
「やっぱり お前はお前だな。
一体 どういう基準で ここにいるヤツを
この会議に誘ったんだ。」
大賢者
「ズバリ 魔法の才能を持った者だ!」
A
「え?」
B
「ん?」
トルナード
「(やっぱり…… 才能があれば
知り合いでなくても 無理矢理誘うのがプクリーだからね……)」
大賢者(プクリー)
「本題は 自分 魔導師の会を作ります!
というわけで 魔導師の会の設立に 協力してもらいます!」
A
「ええ…… どうやって。」
大賢者(プクリー)
「みんなの魔法技術を教えて下さい お願いします。」
B
「…………それだけでいいんですか?」
大賢者
「その通り それだけでいいんです。
本来なら 34人で 魔法技術の話をしたかったんですけどね。」
B
「(43人じゃなくて34人だった……)」
A
「じゃあ 私が以前発表した事ですが
融合呪文について…… 新呪文メドローアのことで……。」
大賢者(プクリー)
「そうそう それを待ってた! それじゃあココを
バギムーチョとジゴデインにすれば ジゴムーチョみたいな……。」
ガイアーラ
「(出たな プクリーの魔法バカ…………)」
というわけで大賢者(プクリー)は
魔導師の会を作ることを試みたのでした。
大賢者(プクリー)
「賢者たちの活動本拠地である
ドワチャッカの大国 ドルワーム王国公認で
チームを結成しましょう。時期は来年!」
A
「いや まだまだ先の話やんけ!」
To be continued...