チャラリラ~ こどもっ でんわ そうだんしつっ チャチャッチャチャラリラ~
さあ今週もやってきました、子供電話相談室のお時間です。今日はヤングガン先生がお休みなので、代わりに恋愛評論家のフォー・ガン(魚子)先生にお越しいただきました。フォー・ガン先生よろしくお願します。
フォー・ガン「はぁい、よろしくお願いしますぅ。」
では早速ですがお電話がつながっています。お名前と年齢を教えてもらえるかな?
深雪「深雪です。17歳です。」
深雪ちゃんね。17歳ということは花の女子高生かあ。それで深雪ちゃんは今日は何を聞きたいのかな?
深雪「はい、私トリニティが好きなんですけど、最近ポイントも見ずにこっちばかり、あるいはあっちばかり攻める人多くて・・・。ポイントも見ずに攻めてたら結局お互い勝てませんよね?なんであの人たちは片方ばかり執拗に攻めるんですか?」
ああ、最近多いみたいねえ。なんでなのかなあ。それではフォー・ガン先生、よろしくお願いします。
フォー・ガン「深雪ちゃん、こんにちは。かわいらしい声ねえ、私も女子高生時代を思い出すわあ。」
深雪「今おいくつなんですか?」
フォー・ガン「そんなことはどうでもいいの。そうじゃないかしら?」
深雪「はい、すみません(震え」
フォー・ガン「それで片方ばかり攻める人の話だったわね。この話を聞いて、高校時代のクラスメートの話を思い出したわ。その深雪ちゃんの言ってる人、たぶん彼ね。」
深雪「どんな人だったんですか?」
フォー・ガン「それがねえ、さえない男だったわ。それがクラスのマドンナ的な女の子に恋をしてしまってねえ。」
深雪「!それでどうなったんですか!?」
フォー・ガン「あら、やっぱり女の子ねえ。恋の話が大好き。実はね、その彼には恋敵がいたの。勉強もできるスポーツマンでルックスもよくて、クラスの女子のあこがれの男の子。」
深雪「素敵。」
フォー・ガン「そう、素敵な子だったわ。その子とマドンナは幼馴染で、もう周りからは『お前ら付き合っちゃえよ!』とか言われてて、本人たちもまんざらではなかった感じだったの。」
深雪「もう一方のさえない男の子はどうなったんですか?」
フォー・ガン「ふつうはね、自分もマドンナに振り向いてもらえるように自分磨きを頑張ったりするじゃない?恋は人を成長させるものよねえ。」
深雪「そうですね。」
フォー・ガン「それがその子はねえ、そうは考えなかったの。そのイケてる幼馴染さえ蹴落としてしまえばマドンナは自分のものになるって考えたのね。」
深雪「へー。」
フォー・ガン「それでね、とにかくそのイケメンの評判を落とそうと彼のひどい噂をあることないこと周りに吹き込んでねえ。」
深雪「さいってー」
フォー・ガン「最低よねえ。でもそのロビー活動が功を奏したのか、だんだんそのイケメンの評判が落ち始めて、マドンナも彼と距離を置くようになってきてね。結局付き合わなかったの。」
深雪「ひどい・・・」
フォー・ガン「ひどいわよねえ。それからのことよ。そのさえない彼が事あるごとにとにかくライバルを蹴落とすって戦術を取り始めたのは。イケメンとマドンナの破局で味をしめたのかしらねえ。」
深雪「そっかあ。それでその性格の悪い男とマドンナはどうなったんですか?付き合ったの?」
フォー・ガン「まさかあ笑。その子自身は中身何も変わってないのよ?勝つための努力を何もしてないから冴えないまんま。卒業式の日に告白して『たとえ世界に男があなた1人だったとしても絶対嫌!』って振られたらしいわ・・・。」
深雪「容赦なし」
フォー・ガン「そうねえ。ライバル蹴落としてもどうせ自分も勝てないっていうことね。トリニティでも彼のいるチームはまったく勝ててないでしょう?」
深雪「そうですね。」
フォー・ガン「あなたにこの言葉を贈るわ。『恋もトリニティも2番手に価値なし』」
深雪「ありがとうございます。心にとどめておきます。」
フォー・ガン「はぁい。これからも恋にトリニティにがんばってねぇ。」
今週の子供電話相談室はこれでおわりです。フォー・ガン先生、ありがとうございました。
フォー・ガン「ありがとうございましたぁ。」
チャラリラ~ こどもっ でんわ そうだんしつっ チャチャッチャチャラリラ~