スレンの冒険日誌

実に多くの日本人は、自分自身でも知らないうちに、行政から「仏教」と「神道」の徒であるとダブルカウントされるケースがあります。そう、私のように。
そして統計上では、両徒を合算すると日本人の総人口を大きく上回ります。
下記がそのからくりです。

ご先祖様の墓が寺にある人（例外アリ）は、産声を上げ出生届が出された瞬間に、「仏教徒」としてカウントされます。江戸時代から始まった仏教の『檀家制度』です。勝手に檀家が増えていくので布教を怠る「なまぐさ坊主」の語源はここからです。

また同じように、もし自分の一族が『氏子（うじこ）』だった場合、必然的に直系子孫はその神社が祀っている『氏神（うじがみ）』の信徒となります。因みに日本独自の宗教である神道の天皇は、文字通り現「天皇」陛下であらせられます。例えでいえば、キリスト（カトリック教会）の「ローマ法王」といえば解りやすいでしょう。よって、天皇陛下におかせられましては日々、畏れ多くも日本国民の安寧と幸せの為のお祈り行事でビッシリのご様子です。


これを見てるあなた様も、実は仏教＆神道のダブルカウントされているかもですよ？（自覚が無かった方は、自分の仏教の宗派や信仰先の神社について、ご健在であればご両親祖父母に聞いてみましょう！）

そんなわけで、はてさて今年も来ましたよ～、おぼーん！

てなわけで、今日のテーマも「ハウジング」です。

今回は、我が家の同エリア内の７丁目を、まるまる盆棚化(お盆用の飾りつけをするための土台の事です)を試みました。


※お盆のしきたりは、地方や宗派で、日程毎異なります。 

①『迎え火』と『送り火』
ご先祖様方が迷わず戻れるように、玄関前に火を焚きます。
で、夕方にこれを３回またぎます。このＳＳだけみると、もう修行僧のようですね！ぜってーあぢーよ火傷じゃ済まないよ、こっちも供養される対象になっちゃうよ！（一番小さい松明でコレだもん…）


②『まこも縄』
本来であればホオズキの他にワカメや稲穂などを吊り下げて、日除けのすだれにするための「まこも縄」ではありますが、アーチが縄である「エルフアーチ」を設置しましたが、あのギザギザの紙（紙垂（しで）といいます）が付いており、それでは神社になってしまいます！神社はお盆関係ないから！というわけで、とりあえずホウズキのみで隠しました。


内装で～す。

仏壇と位牌を中心に仏具の数々がそろっています。位牌は先祖代々の過去帳（故人の戒名を記載する木札）が沢山入っているという為、「黒曜のタンス」。戒名の表示っぽいのは流石に無理ゲーでした。工夫すれば出来るかも？

ちなみに、「まこも（お盆用のゴザ）」にあたる内装グッズがないので、まこもないっす！


③『お供え物』
本当はハスの葉の上に季節の野菜や果物、ご先祖様の好物等をお供えします。でもそんなハウジングアイテムは無いので、えんどう豆のラグで代用してみたり（死んだうちのばっちゃの好物はビワでした。ビワ無いよ～ごめんよばっちゃ～）。


火加減調整している感じで「パシャリ」

④精霊馬（しょうりょうま）
これはご存じの方も多いでしょう。キュウリで作る馬と、ナスで作る牛です。
馬は早く帰ってきてね、牛はゆっくり帰って下さい。ついでに牛にお土産をごっそり積んで下さいね。という意味があります。
（キュウリのウマに似たぬいぐるみなんてないので、どっちもナスとウシっぽいモーモンでむりくりｗ　強いて言うならスライムナイト？スライムの色がキュウリっぽいし、なんだか馬っぽいしｗ）

因みに、ご先祖様が極楽浄土と現世との行き帰りにお使いになりますので、牛と馬にも別に供物をお供えします。「エルフかまど」にご飯いっぱい炊いてあるから、食べてってね！（動物だけど米くうっしょ？）



ちゃんと座りましょう。焼香をつかんで位牌におもいっきり投げつけてる大うつけな振る舞いでまかり通ってしまったのは先人では織田信長だけです。

というわけで、なんか寺化寸前です。「施餓鬼」や「お彼岸」も出来るね！
ってかこの調子だと、サブキャラハウスのハウジングにも大金つぎ込みかねないな…。

夏だ水着だとはしゃぐのも大変よろしゅうございますが、喪中の方は、遠い祖先を想いを馳せ偲び、今日ある自分をかえりみるというみるのも如何ですか？そう、私のように。そんな方は是非訪れてやって下さい。