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調理を継ぐ者

ティソナ

[ティソナ]

キャラID
: ZV419-388
種 族
: ドワーフ
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 106

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ティソナの冒険日誌

2015-03-10 11:38:14.0 テーマ:その他

折れた心と、魂の炎と

昨日、強烈に心が折れた。だから、書く。
今、チームは新しい門出を迎えようとしている、このタイミングは最悪だ。
アタシ自ら水を差すのか?最低だ。
そんな事はわかってる。

そこは、兵どもが夢の跡。
行かなきゃ良いのに、こっそり買っておいたお招きの翼を使って飛んだ。
ソレは既に無かった。
いや、わかっていた事だ。たぶん、そのまま残っていた方がもっと心を抉ったと思う。

リーダーは強くあるべき。内面はどうであれ確固たる信念と、揺るぎない存在であること。
どんな組織であれ、大小問わず必要なことだとアタシは考える。
リアルでもネットでも、リーダーである人にはそれを求めた。
そして、周りの人間は支えるべきだと考える。
それは今も変わらない。間違ってるとも今でも思っていない。

だから、泣かないと決めた。後悔しないと宣言した。
でも、どんなに歯を食いしばっても、明るく振舞っても涙が止まらない。
ソレが無くなったことに本当に気づいたとき、そむけていた方向に顔を向けてしまった。
いや、見えていたけど、見えていないことにしていたものに気付いた。

自分の馬鹿さ加減に辟易する。
自分の思い上がりに唾を吐きたくなる。
小娘風情が何を考えていたのか。

大事な人が、精神的に参っていたのは気づいていた。
助けたかった。支えたかった。その人にとっての至宝は、アタシにとっても守るべき対象だった。
その人に動こうか?と聞いても、止めろと言われると思った。
だから勝手に動いた。
アタシがやろうしたのは、情報の交通整理。
その人は、自分の見えない世界で起きたことに、不安を不満を覚えていたのは知っていた。
だから少しでも負担を減らしたかった。
でも、アタシは交通事故を起こした。いや、起こしていた。そのことに気付いても居なかった。
大事な人を守りたいがゆえに、勝手な親切を押し付けた友達を傷つけていた。
そして、まわりまわって、大事な人が大切にしていた宝石より輝ける至宝を、自ら手放す引き金を引いた。

すべてが重なった時、裏目に出た。
それがアタシを苛む正体。
悲しいだけじゃない。自分の愚かさに、腹立たしさに、迂闊さに、申し訳なさに負けて泣いていると思う。
そして、仮に時間を巻き戻しても、この最悪の事態を避けえるだけの術をいまだに思いつけない。
少しの時間稼ぎは出来るかもしれない。それ以上のことは、思いつかない。
なぜ、アタシはこんなに無能なのか、なぜこんなに考えが足らないのか。なぜ、もっと・・・

自分で引き金を引いておいて、大事な人が手放した至宝をアタシは今持っている。
簒奪者とかの称号でもあれば、いっそ今のアタシにふさわしい。
「ティ、そんなことないよ。」
たぶん、その人はそう言ってくれる。でも、いっそ罵倒してくれた方が楽になる気がする。
憎めたら、少しはつらいのを忘れられる気がする。

チームにくる少し前。ドラクエ10がつまんないと思い始め、辞めるかと思ってた。
なんか、一応チームは覗いておくか。その程度だった。
前のネトゲでもひどい目に合っていたから、干渉の少なそうなとこ。今のチームだ。
チームに来たとき、アタシはおっかなびっくり片隅でガタガタ震えていた。
チャットを眺めてた。
楽しそうだった。アタシが見た、そこは光り輝くドラゴンクエストだった。

でも、今は一番大事な一番大きな光が居ない。アタシが奪った。

こんなことを考えていて途方に暮れていたのが、昨日の20時くらい。
なんか泣きながら笑ってた気がする。覚えてはいない。
そしたら、手紙が来てた。
ひとりは、なんとか現状を理解しようとしてくれる光。
もうひとりは、きっと居なくなってしまうと思っていた、ひときわ大きな光。

ひときわ大きな光から、フレチャが飛んできた。
話をすると「支えてやる。守ってやる。」
ここのチームの人たちは、アタシの魂に炎を灯すのが得意だと思う。
端っこで泣いていると、すっと手を差し伸べてくれる。
おなかの下あたりにあった、つかえがとれました。
そしたら、今までツイッターや手紙、フレチャで飛んできてた”がんばれ”って言葉が頭に入ってきた気がします。

たかがゲームに何マジになってんの?
なりますよ?アタシは、ママの娘だ。
ゲームの中だけの関係だけど。アストルティアから出たら赤の他人だけど。
ゲームにマジになって、宝物を放り出した人の娘ですよ?
リアルじゃ現実と戦ってんだ。ゲームでくらい廚2的に、マジになるよ?
澄ました顔でわかった気になっても、アタシはおもしろくないもの。

だから、アタシは頑張れます。
前半で不安に思った人ごめんなさい。
まだ、傷は癒えてませんが戦えます。立てます。
アタシとドラクエしませんか?
チームは、貴方たちは、貴女たちは私の光、大切な大切な至宝なんです。
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