プロメテウスの冒険日誌

それは、突然の事だった。
真夜中に城から抜け出した僕は、気がつくと見知らぬ場所に立っており
目の前には、おとぎ話にでも出てきそうな不思議な家があった。
看板に書かれている文字を読んでみるものの、異国の文字で読むことが出来ない。

「誰?」

看板を覗き込む僕の背後から、声をかけられ慌てて振り向く。
そこには、柔らかそうな金糸の髪にどこまでも透き通った蒼い瞳の青年が
腕を組んで仁王立ちのままこちらを睨んでいた。

「あぁ、どうやら道に迷ったらしいのだが・・・。
　すまない。訳あって名乗ることは出来ない。
　君は、ここの住人かい?ここは何処だろうか?」

動揺を隠しているつもりがどうやらバレバレの様で、蒼い瞳が僅かに細められる。

「どうぞ。入りなよ」

感情が読み取れない彼の淡々とした声に戸惑いつつも
青年に促されるまま、不思議な家の中に脚を踏み入れて行った。 ーーーーー

オーロラが揺らめき、星々が煌めく美しいある国がある。
その国の第三王子であるプロメテウスは
優秀な兄達に王位継承は任せきりで、王族である事にはまるで興味がなかった。
退屈な毎日に嫌気がさしていた彼は、夜な夜な城の外に抜け出しては
モンスターと戦ってみるだの、街に出ては知らない旅人と冒険してみるだのと
父上や母上、兄達が知ったら、血相を変えて叱責されそうな事を繰り返していた。

そんなある日のこと。
いつものようにプロメテウスは、城から抜け出す隠し通路を通っていた。
すると、自分しか知らないはずのこの通路に
今までに見たことも無い程の鮮やかな紅に輝くルーラストーンを見つける。
不安はあったが、それよりも好奇心の方が勝った彼は
そのルーラストーンを使った。

ーーーーー
「あんた、王子様だったんだぁ！？」
「今更、構わないよ。
　もう君達と出会ってどのくらい経っただろう。
　そんな畏まる仲でもないでしょう?」
「はは。そうだな」

朗らかな時間が流れていく。
蒼い瞳の青年と、金糸の長髪をさらさらと流した深紅の瞳をした色男が
ケラケラと楽しそうに笑っている。
例のルーラストーンを手に入れてからというもの
プロメテウスが城を抜け出し、決まって向かう先はこことなっていた。
怪しくも美しいこの二人の友人は、見るもの全てを虜にしうる
ただならぬ雰囲気を纏っている。もちろん一国の王子も例外ではない。
妖艶な二人は度々客人を家に招いてはもてなしているそうで
近々また来客を募るらしい。
自分の居場所を見つけ、楽しげに過ごす王子を
迷いのない澄んだ蒼い瞳と、吸い込まれそうな深紅の瞳が
微笑ましく見つめるのであった。

その後日。
街中にある噂が流れ始めた。
ふっと現れては消えていく不思議な店があるという。
また近い内に出現するということで、街はよりいっそう騒がしくなっているみたいだ。
今回は、王子に似た容姿の男がいると噂になっているようだが
詳細はわかっていないらしい。
彼らを一目見ようと、多くの乙女達が色めき立って予約の機会を伺っていると聞く。
真相を確かめるべく、貴方もこの好機を逃してはならないのではないだろうか・・・。 ★Secret Cafe & bar ★ rendia ～レンディア～ ★ type NEO ★

7月1日(土)　23:00～25:00

レンディアとプロメテウスの2組のptでおもてなし致します。
それぞれご希望の予約枠にて後日受け付けを開始致します。

ー予約開始日時ー
前半枠　6月23日(金)　23:00～　受付開始　各3枠　計6枠
後半枠　6月25日(日)　14:00～　受付開始　各3枠　計6枠　　全12枠です。

※完全予約制の接客イベントとなっております。
　詳しくはプレイヤーイベント「7月1日のレンさんの告知」にてご確認下さい。


http://hiroba.dqx.jp/sc/diary/270985729023/view/4756836/


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