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聖銀のもふもふ

プロメテウス

[プロメテウス]

キャラID
: GT942-415
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 102

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プロメテウスの冒険日誌

2018-01-13 17:29:45.0 2019-06-10 13:12:17.0テーマ:その他

『光の王子と闇の王子』8話  新たな仲間

ガアァルルルル!!!

「っ!?」

引っ張られ仰け反ったシャルドネの顔面すれすれを
大きな爪が鋭い音を立てながら空を切り裂いた。
突如キラーパンサーが襲いかかってきたのだ。

「っぶねぇ・・・このっ」

日頃から剣術の稽古を熱心に受けていた彼は
愛用のサーベルで難なくその魔物を倒すものの
付き人ヤースの表情は険しかった。

「あははは・・・ごめん、ありがとう」
「貴方を守るのが、俺の役目だからな。
  付いてきて正解だよ、全く」

ヤースは、はぁ~と溜め息をもらし
そしてシャルドネの頭をわしゃわしゃと撫でた。
城から出たことがなかった箱入りのこの王子は
外の景色を見ることも、ましてや魔物など
見たことが無かったのだ。
至る処に凶暴な魔物がウヨウヨいるというのに
先程からこの調子だ。まるで隙だらけ。
いくら注意したところで、見るもの全てが
新しい世界なのだから、好奇心の塊となった王子は
危なっかしくて目が離せない子供みたいなものだ。
このまま魔女どもと対峙しても大丈夫なのかと
不安が過ってしまうのも無理はない。
何はともあれ、城からもだいぶ離れ
麦畑が広がる黄金の穀倉帯へとやってきた。
夕焼け色に染められた稲穂が美しく輝き
一面に広がるその景色は本当に壮大だ。
近くに小さな村があるので、そこで一泊する予定だ。
ぐうううぅぅぅ
村中に香ばしいパンの香りが漂い
同時に二人の腹の虫が鳴ったのには思わず
顔を見合わせて笑いあった。

「魔女の森に行きたいですって!?」

酒場の店主が思わず大声で叫ぶものだから
店内が水を打った様に静まりかえる。
この先の樹海の更に奥に魔女の森と呼ばれる場所が
あると聞き詳しい場所を聞いてみたところだった。

「やめとけ、やめとけ、旅の方。
  腕に自信があるのかもしれないが
  あそこは、遊びで腕試しをするとか
  そういうようなところじゃあないんだ。
  魔女の森なんて言われてはいるが
  実際は魔障に侵された呪われた土地さ」

店主曰く、この村の住人でさえ魔女なんてものは
一人も見ていないし、平和そのものなのだから
厄介事は持ち込むなと煙たがられてしまった。
食事も終え、これ以上の情報は見込めないだろうと
二人が席を離れようとした、その時。

「ねぇ、面白そうな話してたじゃん」
「俺達も混ぜてくれないか?」

二人の若者が、シャルドネ達と同じテーブルに
ずかずかと腰かけてきた。

「貴様ら、無礼だぞ」

ヤースはシャルドネを庇う様にして立ち
警戒心をあらわにしている。
若者は二人とも細身で、少しニヤけている。
それぞれ桜とベージュの鮮やかな髪色に
これまたド派手な旅服をお洒落に着こなしている。

「まぁまぁ、そうカッカしないでさ。
  怪しい者じゃないから」
「俺達も魔女の森に興味があって
  ここ最近、この村に滞在してるんだ。
  森までの案内も出来るし、回復役は必要でしょ?
  俺、こう見えて僧侶。
  連れは魔法使いだし、正直耐久力に欠ける。
  見る限りお二人さん戦士っぽいし。
  お互い組んで損はないと思うけど、どう?」

少しちゃらけて見える二人組だが
見た目とは裏腹に、芯はしっかりとしている様だ。
シャルドネはヤースに目をやり、頷いた。

「・・・金は持っていないぞ。
  報酬は期待するなよ。ヤースだ」
「OK。交渉成立だね!
  俺は魔法使いのヨッシ~、よろしく!!」
「俺は、ジジだ。回復は任せろ」
「お、俺は・・・シャルだ。よろしく頼む」

急に賑やかになる男達を余所目に、どんぐりは
小さくちぎって貰ったパンを頬張っていた。
四人は握手を交わし、暫く話をしながら
呑み直した後、自分達の宿泊先へと戻って行った。
明日の朝、新たな仲間と出発する事に興奮が冷めず
シャルドネはなかなか寝付けなかったという。
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