この世はモンスターの時代??
新たな相棒…じゃなく仲間にして貰ったスライムの「すらりん」にそう告げられた僕は困惑しつつもモンスター溢れる新時代に順応しつつあった??
そして僕らの新たな冒険の旅が始まる……
すらりん「わかったか小僧?この世は所詮モンスターで成り立ってるってコトを?…よってオメーをココに連れて来た!!このモンスターの総本山とも言うべき魔法の迷宮にな!!ココでオメーはモンスターの尊さを学ばねばならん!!」
僕は「この目の前の巨大なオッチャンもモンスターなのか?」と聞いた。
すらりん「良い質問だ……コイツは……ま…まあモンスターかもなデケーし……」
僕は巨大なオッチャンがくれた古びた金庫を開けた……なんと!?中身は…300ゴールド……僕は巨大な身体の割に随分しけたオヤジだと思った…
すらりん「ああ全くだ…デケー癖にケチなオヤジだ…おまけにたったの300ゴールドをわざわざ金庫に入れるなんざ正気じゃねーな…よっぽど大事な金だったんだろう?まあしかたねーから貰っておけ…だが捨てたもんじゃないぞ!普通にフィールドモンスターを倒すより実入りはちょっとだけいいからな!ホントちょっとだけな!!」
巨大なオッチャン?「ちょっとだけって言うな!!言いたいコトほざきやがって!!文句があるなら返せ!!…それに運が良ければ5万ゴールド入ってるコトだってあるんだぜぇ〜!!」
すらりん「じゃあもっとくれよ」
巨大なオッチャン?「ダメだ!!コイツは一回こっきりの夢ってヤツだからな!!簡単にはやれねーのよ!!欲しけりゃまた迷宮に挑戦しな!!…まあ運が良ければオレ様に会えるぜぇ〜〜!!!」
僕はこんなムサいオッチャンじゃなくてもっと違うのに会いたい…と思った……
巨大なオッチャン?「ちなみにオレ様はモンスターじゃねー!!人間サマだ!!」