僕は「すらりん」に誘われてモンスターの尊さとやらを学ぶ為に魔法の迷宮にやって来たのだが…
なんと!?僕らの前に妙な集団が現れた??
すらりん「お前ら邪魔だ!!ケンカ売ってんのか??」
僕はお前こそケンカを売ってるだろう?と思いつつ「真ん中のイケメンもモンスターなのか?」と聞いた。
すらりん「も…勿論だ…カッコ良くていけ好かない野郎だからな…そもそも時代をリードしてるオイラ達モンスターを従えてるなんざロクな野郎じゃねーぜ…」
僕は彼の横にいる踊る宝石に気が付いた…もしや「かねすけ」では??
踊る宝石「違いますよ~私はこちらのイケメンと行動を共にする預かり所モンスターです…「かねすけ」とは同郷ですが私は彼とは違い冒険者の荷物を預かる以外には興味がありません」
僕はなんて良いヤツだ!!業突く張りの「かねすけ」とは大違いだ!!…と思った。
イケメン「オレは強い相手を求めて放浪の旅を続けているカードかコインをよこせ」
すらりん「オイラ達からキャッシュカードと現金を奪うつもりか??」
イケメン「オレに倒して欲しい迷宮の主はいないのか?」
僕は「代わりに戦ってくれるって言ってるんじゃない?」と「すらりん」に言った。
すらりん「ココでひっそりと外に出るコトも無く引き蘢っている善良なモンスター諸兄を倒そうってのか???オメーはモンスターに恨みでもあるのか??このプクでなし(人でなし?)!!」
僕はプク(人?)は当然モンスターに恨みを持っているモノだと思った……
イケメン「迷宮に来て主を倒さないなんて勿体無いだろう?カードもコインも簡単には手に入らないんだぜ」
隣のドラゴン「イケメンの言う通り!!オレ様が一緒に倒す!報酬は必ず渡すから心配するな!!」
僕は持っていたカードをイケメンに渡しつつ思った…所詮プク(人?)とモンスターは争うモノなのか??…と……