僕はスライムの哀戦士としてスライム達の悲しみと残念な思いを背負い戦うコトになった。
初代哀戦士は最後に教えてくれた…
初代哀戦士「地上は最弱モンスターとして生まれただけで真っ先に殺されるスライム達の深い悲しみと残念さで満ちあふれているゴロン…スライムの哀戦士はその悲しみと残念さを背負う度に果てしなく強くなるゴロン」
僕は「哀戦士スゲー!!」と言った。
初代哀戦士「ところがそう都合のいい力なんて無いゴロン」
僕は「どう言う意味?」と聞いた…
初代哀戦士「スライムの悲しみと残念さを背負った分…スライムを救わねばならないゴロン……」
僕は「出来なければどうなるの?」と聞いた。
初代哀戦士「その時はワシらのようにスライムを愛し過ぎた成れの果てになるゴロン…強過ぎる力には大きな代償を伴うモノだゴロン…戦う分だけスライムを救わねばいずれはワシらの様な姿になるゴロン…肝に銘じるゴロン」
もしや僕も彼等の様なモンスターに成り果てるのだろうか?……そんな不安を抱えつつ僕らは地上に戻った。
すられもん「細かいコトは考えずマスターは戦うスラ!」
僕は「マスター?…って僕のコト??」と聞いた。
すられもん「勿論そうスラ!自分はスライムの哀戦士のナビゲーターですスラ!哀戦士であるモンスケ様のサポートをするのが仕事ですスラ!だからマスターと呼ぶスラ!!」
僕は「じゃあとりあえず今後の目的は?」と尋ねた。
すられもん「………(焦焦焦)…と…とりあえず…今日は休むスラ…や…宿は手配済みスラ」
僕はため息をつきながら「相変わらず目的はわかっていないんだね……」と言った。
すられもん「そ…そんなコトは無いスラ!!と…とにかくマスターは安心して戦うスラ!自分は何処までも付いて逝くスラ!!サポートは泥舟に乗ったつもりで任せるスラ!!」
僕は思った「泥舟だと沈むだろう…」…と……
そう言いつつ僕らは就寝したものの深夜になり気が付くと「すられもん」は忽然と姿を消した??