ひたすら道具を作り続けて気が付けばレベルが55…じきに56になろうとしていた。
稼ぎの方は相変わらず儲けもしなければ損もしない
むしろ定期的に虹色オーブ作りに挑戦したせいで徐々にポケットマネーを圧迫し始めていた。
そんな悩めるある日……
偉そうなプク「おい!オマエ!!何一人で悩んでるんだよ!!」
モンスケ「!?…あ…貴方は??……に…兄さん!!??」
兄モンタロー「そうだ!よもやこの兄の顔を忘れた訳ではあるまい?」
武器職人風のプク「私たちも一緒よ」
駆け出し冒険者風のプク「もう一人で頑張らなくてもいいのよ」
モンスケ「ね…姉さん達まで!?……どうして??」
姉モンプリン「あなたが無理をしてると思ったからよ」
モンスケ「無理なんてしてませんよ!!儲けが少ないだけです……これから儲かります…多分……」
兄モンタロー「それが無理をしてるって言うんだよ!!今のままじゃ全然ダメじゃねーか!!」
モンスケ「そんな事はありませんよ!!大丈夫です!…も…もっと…頑張ります……」
姉モントワール「兄さんが言いたいのはその事なのよ」
モンスケ「?」
姉モンプリン「何の為に私たちがいると思ってるの?」
姉モントワール「兄姉で力を合わせればもっと儲かる筈よ」
兄モンタロー「まあそう言う事だ」
僕はすっかり忘れていた…自分には熱き血潮の兄姉達がいた事を……
一人でやれる事にも限界があると言う事も……