この時代には求める主人がいない事実を知ったモンタナはショックで気を失った。
ポアンナ(コンシェルジュ)「き…気を失った…だけです…じ…じきに…め…目覚めますよ」
モンスーガ「そりゃ良かった…だかこの先どうすんだよ?」
モンタナは主人であるスライムの哀戦士を求めて永い時を転生し続けたらしい…
そして僕の元へやって来た。
1000年前…最後の哀戦士だったプクリポとは僕のご先祖様??
魂の記憶はその家族に繋がる……
従兄弟であるモンスーガを通して直系である僕の元へやって来たのもなんとなく説明がつく……
モンスーガ「オメーが責任を感じるコトはねーと思うぜぇ…仕方ねーよ」
僕は取り敢えずモンタナが気の済むまで我が家で保護するコトにした。
モンスーガ「そうか…じゃあオレ様はもう用済みだろ?そろそろ冒険の旅に出るとするぜぇ……それにしてもこのままだと更に厄介なコトになる気がするぜぇ…まあ頑張れや」
そう言い残しモンスーガは去って逝った…
僕は……職プク(職人)をしながら作り出す道具の数々を眺めて思った。
使ってくれるプク(人)も僕らが作る道具と一緒
等しく永遠では無い
新たに生まれてはやがて朽ちて逝く
全ての事柄は永久不変ではないのだな…と……