アストルティアに強制帰還させられた「青いプク」
微妙に変化した世界への対応と
失われた感覚に、苦心する日々を過ごしていた。
そんなある日
「メギストリス近郊のトグロを巻いた木の下で待ってます」
と書かれた手紙が「青いプク」宛に届いた。
青いプク「コレはまさか!?伝説の樹の下で〜みたいなやつか??」
期待に胸を膨らませ「青いプク」はトグロ巻きの木へと向かった。
しかしそれがすぐに、期待から失望へ変わるのには
それほど時間がかからなかった・・・
赤いプク「久しぶりだな〜モンスケ!!」
青いプク「お前は!?モンスーガか??」
赤いプク「そうだ、お前の従兄弟のモンスーガだ」
青いプク「お前ここに何しに来た!?」
赤いプク「久しぶりなのに随分とごあいさつだな?今日は大事な話があって、呼び出したんだ」
青いプク「何だって!??呼び出したのはお前か???」
赤いプク「まあな」
青いプク「生憎だが、ぼくにはそんな趣味はない・・・断固お断りだ!!」
赤いプク「お前一体何の話をしてる??」
青いプク「だから女のフランならまだしも、男のお前には興味はないって話だ」
赤いプク「言ってる意味がよくわからんが、そのフランにも関係する話だ」
青いプク「??」
赤いプク「今日は皆を代表してサヨナラを言いに来たのさ」
青いプク「どういう意味だ?」
赤いプク「実は正月に体験版で、俺たちは冒険をしていたのだが、通常版に戻ろうと思った矢先に、アカウントの不正アクセスってやつで運営からパスワード変更を求められたんだよ、全く自分のアカウントを自分で使っただけなのに、不正アクセスなんてふざけた話だよ」
青いプク「じゃあ変更すりゃいいだけの話だろう?」
赤いプク「それが、変更出来ないんだよ」
青いプク「何故?」
赤いプク「変更するには認識コードを、メールから受け取らなきゃならんのだが、俺たちのアカウントを作った時のアドレスが、どこを探しても見当たらんのだ」
青いプク「つまり?」
赤いプク「パスワードの変更が出来ず、ログイン出来ない」
青いプク「ってことは?」
赤いプク「俺たち5人は、サヨナラだ」
青いプク「マジか!!??」
赤いプク「まあ運が良ければ、アドレスが見つかるかも知れん・・・その日までアバヨ〜〜達者でな〜〜〜」
そう言い遺し「赤いプク」ら5名の負け組達は姿を消した。