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負け組王子

モンスケ

[モンスケ]

キャラID
: EM135-488
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 89

ライブカメラ画像

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モンスケの冒険日誌

2023-04-01 12:32:33.0 2023-04-01 14:20:25.0テーマ:その他

〜青い負けプクの日誌より〜 アストルティアへの帰還

一人の青いプクがいた。
冒険そっちのけで金を愛するもついぞ愛されるコトがなかった悲しい男
この一角は かつてセレブ達で賑わっていたが 時の流れ(追加コンテンツ?)と共に忘れ去られ多くの 夢の欠片が眠る場所でもある。

古めかしい井戸の横でメイド服を着たプクは 郵便受けの中身を確認しては深い溜め息を吐いていた。

「は〜っ……今日も来てませんね…」

残念そうに肩を落とすメイドプクに 側にいたスライムは呆れ顔で語りかける。

「オイ!オメーまた溜め息か?毎朝これで何回目だ?」
「え?あ…そうですね…かれこれ…えっと……」

メイドプクは スライムの問いに指折り数え始めた。

「およそ…36年だから…その…13140回くらいでしょうかね?」

(前回の最終ログインが 丁度2年前なので アストルティア時間では その位は経過しているハズ)

「36年も毎朝郵便受けに溜め息吐くなんてアホか!!」
「だ…だって…ご主人様からの便りが……」

メイドプクは この地を去った主人からの便りを待ち続けていたのだ。

「残念だが 奴はもう来ねーよ あんな青い薄情な野郎の事は忘れろ」
「そ…そんな……グスン」

冷たく言い放つスライムではあるが 彼もまた密かに郵便受けを覗いては溜め息を吐いていたのだ。しかし そんな生活もかれこれ36年…いい加減諦めかけていた。

(相棒は もう戻って来ねー 寂しいが コレが現実さ)

かつて共に冒険した相棒の帰りを待つスライムも 厳しい現実を目の当たりにして改めて落胆したが……。

「お〜い!!すらりんにポアンナじゃないか!?」 なんと!?聞き覚えのある声(間抜けな?)と共に二人の背後から手を振る その青いプクは??

「なっ!?お…オメーは!!??」
「も…も…も…モンスケ様!!??」

モンスケと呼ばれた青いプクは 懐かしそうに手を振りながら近付いて来たが 二人は唐突な出来事に言葉を失った。

「いや〜この辺も随分と変わったよね?以前はもっと賑わってた気がするよ メギとか行けば人はもっと多いのかな?アハハハ〜」

能天気に笑うモンスケを余所に 二人は呆気に取られていた。

「あれ?プク(鳩?)が豆鉄砲を喰らった様な微妙な顔をしてるけど」

最早天然とも言えるその問いに すらりん(スライムの名)は声を荒げた。

「バカヤロー!オメー!36年も どこで何してやがった!!??」
「36年?せいぜい2年でしょう?すらりんってば青い顔して冗談言わないでよ アハハハ〜」
「冗談じゃねー!!そもそもオメーだって青いだろうが!!」

二人のアホな言い合いを困った表情で眺めていたポアンナ(メイドプクの名)は 静かに口を開いた。

「あ…あの…冗談ではなく…モンスケ様が…ここに来るのは36年ぶりです……」
「え?マジ?」
「は…はい…マジです…リアル時間の2年は およそ36年……」

神妙な顔で話すポアンナにモンスケは あながち嘘では無いと悟った。

「嘘〜〜!!??」
「嘘じゃねーよ オメーの友達も ほとんどいねーぞ」
「マジか!!??ただでさえコミュ障気味で少ないのに…ガクッ……」

モンスケは 両膝を地に付き天を仰いだ。

「まあ…その…なんだ…友達はいなくなっちまったが 無けりゃ作れば良いだけの話だろう?幸いどこぞのMMOとは違い挨拶すれば ちゃんと返してくれる世界だし…多分……」
「そ…そうですよ…私達もいますし…げ…元気を出して下さい」

暫しの深い悲しみから立ち直り 立ち上がるモンスケではあるが 周囲を見回し ある事に気が付いた。

「あれ?ところで ここは僕の土地だよね?」
「まあな 正真正銘オメーの土地だ 良くもまあ没収されずに残ったもんだぜ」

モンスケは思案した…あるべきモノが そこには無いのである。

「確か前回ここを離れる時に 結構大きな家を建てたハズなんだけど 使用人達の部屋とか書斎とか作業部屋に お風呂や謁見の間までガチでハウジングした…」
「あー…それでしたら…コレです」

なんと…ポアンナが指さす先には……

「井戸!!??」
「はい…井戸になりました」

変わり果てた我が家を見て(うっかり家を畳んでしまいましたwww)モンスケは愕然とした……。
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