クスリの実家は二階建ての一軒家。築30年以上。
2階の天井を父がぶち抜いて無理やり屋根裏を作り、荷物置き場に使っていました。
母は足を手術して、もう屋根裏には上れず、
気づけば10年放置されていました。
クスリ母「結構な荷物あるみたいだから、地震で崩れないか心配で・・・
片付けよろしくね。」
クスリ「一気に片付けるぞー( ´ ▽ ` )ノ」
ツヨシ「力仕事は任せてください!」
出てきた物。
新品のシーツ、毛布いっぱい(全部黄ばんでる)
ガダラ焼の茶碗いっぱい(一応使えるが衛生的に使いたくない)
バラバラの機械部品(使うつもりあったの?)
父の仕事書類(重いもの屋根裏にあげるなああ)
ドルボードのタイヤ(せめて車庫におけやあああ!)
2時間後、屋根裏の荷物で部屋が埋まった。
クスリ「・・・甘かった。」
ツヨシ「まだこれでも全体の5分の1くらい・・・。」
クスリ母「どうやってこの量屋根裏にあげたのかしらまったく・・・。」
屋根裏はハシゴであがるので、そんな重いものはあげられないハズ。
父太ってたのに・・・この荷物に関する執念は・・・。
更に屋根裏から出てきた値打ち物。
ヴェリナードジノリの食器セット(数十万G)
クスリ母「クスリの嫁入り道具にって
バブル時代にお父さんが買ったのよねぇ。使う?」
ツヨシ「そんな高価な皿!怖くて洗えませんっ!」
クスリ「100Gショップのお皿の方がかわいい。」
嫁入り道具は売り飛ばす事に即決しました。
更に屋根裏から出てきた値打ち物?
黄金の女神像。(直径10㎝)
金の価値は昔より大分上がっていて
以前お母さんの金のネックレス(全部父からのプレゼント)を売った時は
50万Gくらいになりました!
わくわくでその日のうちに鑑定へ!
ヤヨイ「黄金の秘宝を鑑定しちゃうよ!どれを鑑定する?」
クスリ「これです!お願いします!」
ヤヨイ「ちょっと待って!これってもしかしてっ!
ヤヨイ「これは・・・金メッキの女神像ね。ほら、磁石がくっつくもの。」
ツヨシ「まあ、そんなもんだよねー(^^)」
クスリ「うわーん(´Д` )」
本気で期待しました。どんまい。
更に屋根裏から出てきた危険物。
メタスラノール 500ml✖︎12本 (燃料アルコール合計6リットル)
クスリ「うちは爆弾魔のアジトかっ!!」
ツヨシ「火がついたら一瞬で火の海っすね・・・。」
クスリ母「これ一気に捨てたらGMに通報されそうだわ〜。」
後日父に聞いたところ、ランタンの燃料だそうです。
クスリ「うちは電気が届かない山奥かっ!!」
父の荷物についてはいろいろ経験のあるクスリですが、
予想を上回る量に、業者にお願いしたほうがいいかもという話もでました。
また10万Gくらい掛かりそうだけど・・・。
ツヨシ「大丈夫っすよ。5回くらいで終わると思うし。
屋根裏暑いからダイエットにちょうどいいっす!」
クスリ、クスリ母「ツヨシくん・・・!」
ツヨシくんは、いつもクスリの家族の面倒事を嫌な顔せず
積極的に手伝ってくれます。
母の中でもツヨシくん株上昇中。
クスリが席を外してる時に
クスリ母「あなた達ほんとお似合いね(^^)」
と言われたそうでとても喜んでました。
(昔はあまり気に入られて無かった(笑))
めでたしめでたし。
しかし荷物との戦いは、まだ終わらない・・・。