ゆうまの冒険日誌

　私は幻魔カカロンです。

　4ヶ月前聖守護者ローガストとレギルラッゾという敵が現れてから
　天地雷鳴士に頻繁に召還されるようになりました。

　でも4幻魔の中でも一番おっとりしてるせいか
　みんなの期待に応えられない事が多いんです。

　大事な時に攻撃してしまったり
　回復が欲しいときにスクルトやフバーハしてしまったり
　蘇生しなければならない時にマヒャドをしてしまったりしちゃいます。


　時には冒険者のみんなからは
　「バカロン」とか「カカロン仕事しろ！」よ言われてしまいます。
　本当にすみません。一生懸命やってるんですが
　焦るとミスしてしまうドジなんですよね。

　そんな中ある一人の天地雷鳴士の方に召還されます。















　ナオノアさんです。

　この人は私をバカにしないんです。

　間違えてマヒャドをしてしまい全滅してしまった時も

　「カカロンマヒャドな気分ｗｗ」と言って笑ってみんなを盛り上げます

　間違えて攻撃してしまった時も

　「ペチ！」って言って笑ってくれます

　なんだかすごくうれしい気持ちになれました

　でも天地雷鳴士と幻魔はしょせん契約の様なもので結ばれてるので
　
　とても仲間とは呼べる関係ではありません

　それでも嬉しかったのは覚えてます














　4月下旬でしょうか？

　ナオノアさんに呼ばれるとこのメンバーの人達がいつもいました

　ゆうまさん、こーへさん、クラゥドさん

　最初は全然聖守護者に歯がたたなくて
　すぐ全滅していました

　私も見るに耐えなかったです。

　でも少しずつ前進して行くのが見えました

　これが「仲間の力？」って言うものなんでしょうか？

　正直私はその「仲間」て言うものがうらやましかったです

　「この人達に勝ってほしい！」私の心のどこかでそれが芽生えました















　この日は少し違っていました
　
　いつもは1時間と少しで呼ばれなくなるのに
　2時間経っても召還されました

　何だかみなさんの動きがすごくよくて

　二人の守護者が4分近くで体力がなくなっていました

　
　私も自然と感情が芽生えました
　「勝ちたい」

　こーへさんが遠くて蘇生できなそう
　私が蘇生しなければ「ザオラル」

　こーへ「ありがとう！カカロン」

 不思議とみんなの声が聞こえるんです


　みんな一生懸命攻撃してる！
　私も力になります！「マヒャド」

　ゆうま「ナイス攻撃！カカロン」


　あ！レギルラッゾがダークネスブレスをする！
　あぶない！「フバーハ」

　クラゥド「助かったぜ！カカロン」


　あああドキドキして通常攻撃してしまった：：

　ナオノア「ドンマイカカロン大丈夫だ！」


　みんなの聖女を生かします
　「ベホマラー」

　もう夢中でした

　ああ　ピンチだ

　「ヒーリングオーラ」



　全員「ナイスオーラカカロン！！」


　確かに私に聞こえました


　もう少し！みなさんもう少しで勝てますよ！

　残り9秒

　レギルラッゾも虫の息

　みなさんの声が聞こえました

　「頼んだぞゆうまん」

　私も叫びました

　「いけええええええええ」











　召還の契約が切れて私は幻魔界に帰りました

　だけどこの写真の光景は私にも見えました


　一緒に並びたかった


　ナオノアさんクラゥドさんこーへさんゆうまさん

　本当にありがとうございました！

　ドジでいつもミスばっかりして

　それでも何度も何度も召還してくれて

　褒めてくれて

　勝った後こーへさんが言ってくれました

　「カカロンもいい仕事をした」

　本当に嬉しかったです





　みなさん

　私は仲間になれましたか？