【一本の枕木】
その男は路傍の石だ。寡黙で誰の関心も引かない男だった。只管に土を掘り、石を運ぶだけが人生だった。
ただその背には希望を負っていた。世界を繋ぐ鉄道という希望を。
その男は一本の枕木だ。鉄道の完成のために生きた、多くの名も無き男達の一人だ。
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というわけで、今年もアスコンプリンスに応募しました!
おいらの大好きな大陸間鉄道をモチーフに、鉄道の建設に関わったであろう多くの人々の生き方を上の写真に込めました。
去年は明るくキャッチ―な感じでしたが、今年は重めの絵とテーマで勝負しました。後姿なのでスライドで落とされちゃうかなと心配しましたが、無事掲載されて一安心です。
メイキングということで、どんな感じで撮影したのかを以下つらつら書きたいと思います。
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今回の撮影場所は、3.5の新マップ、天ツ風の原・地下坑道です。
線路上を歩ける数少ないマップのうえ、荒涼とした雰囲気がイメージにぴったりで、最初に来た時からここで撮りたいなあと思いました。
ですがここで問題が。思い描いた絵にするためには、線路上で岩石おとしをしなければならないのですが、敵はこの位置までは歩いてきてくれないし、近くまで押してこようとしても途中でシンボルが消えてしまうのです。
色々と試行錯誤した結果、線路の終わりギリギリでピキンさせて、追いかけられながらエンカウントすればギリギリ範囲に入ることがわかりました。
カンストだとピキンしてくれないのですが、おいらのサブのでんでんがLv80パラディンだったので何となりました。後述しますが撮影には2垢パラが必須なので、カンストしてたら詰むところだった…
そんなわけで、エンカウントは何とかなったので、後は撮影の環境づくり。
モンスターが岩石おとしが届き、かつ画面に入らない位置に固定できるよう、サブパラディンに十分な重さを積んで、押さえつけてもらいます。
こんな感じ↓
あとは45秒に1回の岩石おとしを最高の瞬間に撮れるようにタイミングの調整です。岩を抱えた瞬間に、空に稲光が光るよう調整します。
前の稲光が光ってからゆっくり数えて5つめに、カメラを起動しながら岩石おとしを選択して、カメラ位置を調整してシャッターを切る!というタイミングを掴んで、後は撮る!撮る!撮る!で、最高の一枚を待ちました。
一番明るい瞬間を撮るには光る前にシャッターを切らなければならないのですが、タイミングが早すぎると、このようになってしまいます↓
構図はなかなかいいんですがね…
という感じの作品でした。
毎年激戦のドワーフ勢ですが今年は今までにも増して素晴らしい作品が目白押しです。おいらの作品では力不足かもしれませんが、もし気に入ってくれる方がいたらうれしいです!