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ビギナーズラック

ジュセ

[ジュセ]

キャラID
: XZ412-052
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 124

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ジュセの冒険日誌

2015-08-31 21:30:04.0 2015-09-01 01:05:13.0テーマ:その他

【ジュセの旅行記】 一日目③城下町散策

小船に揺られ、私達は南城下町を目指す。
波音が心地よい。今日も気温は高いはずだが、不思議と涼しく感じる。
水面には散った桜の花びらが漂っており、その間を縫うように鯉が泳いでいる。
あぁ、のどかな昼下がりだ。
「おいおい、お客さん。鯉のエサにならないでくれよ?」
うとうとして、うっかり落ちそうになってしまい船頭に注意される。
それを見て、にやにやするシュピ。今日はあまり寝ていないからだと弁明したが、その表情を解く気配は無い。
なんとか、寝落ちする前に南に到着したため、これ以上恥をかかずに済んだ。



南船着場から少し歩いたところに、宿泊する旅館がある。
アクセス面だけでなく、佇まいもかなりのものだ。
「これが、とまるとこー…。」
旅館を見つめ、目を輝かせるシュピ。
「ふふ、カミハルムイの中でも5本指に入るぐらいの、一級旅館だよ。かなーり奮発したんだからねっ。どれだけ強敵をやっつけたか…。」
私はいかに頑張って部屋をおさえたかを力説するが、シュピはというと旅館に感銘を受けすぎて硬直している。聞こえていないようだ。
まぁ、喜んでくれてるならいいけど。
その間にシュピの荷物だけふんだくって、私のと一緒に従業員に預けておいた。
「さて、おいしいお菓子屋でも探しに行くかな。」
「えっ、いくいくー。」
シュピを現実に呼び戻した後、いよいよ城下町散策が始まった。



南城下町は路面がきれいに舗装されており、いかにも観光地と言った感じだ。
私達はまず、南大通りにやって来た。観光客なら一度は訪れるという、土産物屋や食べ物屋が集まったカミハルムイのメインストリートだ。
予想通りの大混雑で、一度はぐれてしまうと骨が折れるどころの騒ぎではなさそうだ。
「うー、ほしい物が多すぎて目が回っちゃうよ~。」
私はシュピの抑制で目が回っちゃいそうなのだが。
「あの、あなた方。」
突如、後ろからエルフの青年に声をかけられる。しまった、足でも踏んだか。軽くごめんなさいと謝り、その場を立ち去ろうとする。
「いえ、観光客の方々ですよね。もし宜しければ体験教室なんかいかがかなと。」
体験教室?
「はい。あ、私、木工ギルドの職人なのですが。ただ今、旅の記念に簡単な小物を作って、持って帰ってもらおうっていうイベントを実施中でして。」
「だめだよー。私たち、おいしいお菓子を探す旅のとちゅうなんだからー。」
すかさずシュピが断りを入れる。
「もちろん、お茶やお菓子もご用意させて頂きますよ。食べながら是非。」
「じゃあいくー!」
こうしてシュピの心変わりによって、木工教室に参加する事になった。



木工ギルドの職人から簡単な手ほどきを受ける。
その後、いくつか用意されているお手本の中から好きな物を1つ選択して、それに似せて作っていく事になる。
…のだが。
ガリッ
「く…!」
「あの…。もうちょっと肩の力を抜いて、慌てずゆっくりやると良いですよ…。」
職人は苦笑いしながら、私に3度目の素材を寄越してくる。
体験教室なのに、要求されるレベルがかなり高い。
結局、5度目で仕上げる事が出来たが、こっちもお金を払ってるんだから、しっかり難易度調整はして欲しいと思う。
勝手に申し込んだとはいえ、この調子じゃシュピは不機嫌になりそうだ。そう思って後ろを振り返
「こっ…これはっ!!あなた、これは一体っ!?」



「えー?今つくったんだよー。」
「こ、こんなのお手本にありましたか…?いや、それよりもっ!この繊細な仕上がり…まるで命が宿っているかのようだ!あなた、本当に木工職人じゃないんですか!?」
シュピの作品の周りに他の体験者が集まってくる。そして今にも動き出しそうなプクリポの木彫り人形を見て、職人と同じように驚愕の声を上げる。
「ううんー。わたしはジュセのコンシェルジュだよー。これのモデルの人ー。」
シュピは私を指差し、観客の視線が私に集まる。そして次に作品へ…。
巻き起こる失笑の嵐。
「あれは…スライムか?ぷっ。」「クスクス、こんなのも出来ないなんて…。」
半泣きになる私。ああ、穴があったら入りたいとはこういう事なんだ。
「みんな、ひどいよー!」
と、シュピが突如立ち上がり、私の作品を持ち上げて叫ぶ。
「こんなに、うまくはぐれメタルが出来てるのにー!」



「…ジュセー。なんか、怒ってるー?」
「…おこってない…。」
私はそれから、教室を出るまでの記憶が殆ど無い。
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