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ジュセ

[ジュセ]

キャラID
: XZ412-052
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 124

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ジュセの冒険日誌

2015-09-14 22:26:26.0 2015-09-15 10:00:14.0テーマ:その他

【ジュセの日記】 7/22 眠れぬ夜と (1/2)

眠れない。
原因がシュピのいたずらであったなら、どれ程幸せだったろう。
シュピの居ない寝床は思った以上に寂しいもので、心の隙間を狙いすましたかのように、不安がどっと押し寄せてくる。
耐えられないので、あの日の思い出に触れて気分を紛らわす事にする。



シュピは居室を出ようとした時、不意に立ち止まって私の名を呼んだ。
「あの…ジュセさん。オルフェアのジュセさんですよね?」
「…あ。う、うん。」
ぎこちない返事だったが、それを聞いて表情がぱあっと明るくなる。
「やっぱり…ジュセさんだ…!懐かしいなぁ…。久しぶり…ですね。」
シュピは私の手を取り、少し涙ぐんで再会を喜んでくれる。
「…えっと、久しぶりと言うか、初めましてと言うか…。」
私は戸惑った。幼馴染とはいえ、会話した覚えなど皆無の、赤の他人同士でもあったから。
「あ…。そうですね。ごめんなさい、馴れ馴れしくて。」
恥ずかしそうにぱっと手を離す。
「故郷の人に会ったの、久しぶりだったから。ちょっと興奮してしまいました。」
「そっか。でも、よく覚えててくれたね。私の事なんか。」
真っ先に記憶から消去されそうな、浮いた存在だった過去の私。そんな私の事を覚えているなんて、記憶容量の無駄遣いだなと、我ながら感じた。
「いえ。ジュセさんこそ、私の事覚えててくれて嬉しいです。」
「シュピさんの事を知らない人なんて居なかったからね。可愛くて、優しくて、頭も良くて…。皆の憧れの的だったし。」
神童という言葉がぴったりなシュピは、幼馴染であれば一生記憶に焼きついて消えない。そんな存在だった。
「そんな事…。私はただ…。」
少しシュピの表情が曇る。謙遜かとも思ったが、そうでもないらしい。
「…変な事言ったかな?ごめんね。」
気まずさを感じて私はとりあえず、謝っておく。
「…いえ!大丈夫です。それより、せっかく再会できたんです。私、もう少ししたら手が空きますので、宜しければ少しお話しませんか?」
「う、うん。分かった。」
2時間後にこの部屋で会う約束をし、私達は一度別れた。



「…あの後、どうなったの?」
居室の小さな椅子に腰掛けるシュピに、私は彼女の経緯を尋ねる。
「レンダーシアに行って数年間勉強して、コンシェルジュの資格を取って、協会からここに配属されて…といった感じですね。」
「そっか。すごいなぁ。」
お母さんから聞いていた通り、モデルコースと言っても差し支えない人生を歩んでいたらしかった。
自分と比較し、ただ感嘆の言葉とため息しか出てこない。
「ジュセさんは、今までどうしてたんですか?」
聞けば聞かれる事になる。会話繋ぎに余計な事を聞くんじゃなかったと後悔する。
「私は…うん。その時の気分で色々やったりやらなかったり。今は魔物討伐をやってるんだけど。」
うんうん と、シュピは相槌を打つ。
「主体性のないまま、流され流されここまでやって来たけど…。なんか、シュピさんの話聞いてると、自分が情けなくなってくるよ。」
私は大きくため息をつく。
「…私も、似たようなものですよ。」
「え?」
シュピの真剣な様子から、その言葉も謙遜では無いようだった。
私は耳を傾けた。
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