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ジュセ

[ジュセ]

キャラID
: XZ412-052
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 124

ライブカメラ画像

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ジュセの冒険日誌

2015-09-17 16:32:01.0 テーマ:その他

【ジュセの旅行記】 四日目 ① 新しい朝

朝日が部屋の中に差し込み、シュピの寝顔を照らし出す。
「…うーん…。」
眩しいのか、顔をしかめて唸るシュピ。
自分の声で覚醒してしまったのだろうか。ゆっくりと、瞼が開いていく。
そしてすぐに、布団の横で正座している私を見つける。
「…おはよー、ジュセ…。」
「おはよう。」
私は挨拶を返す。
「…どしたのー?」
「え?」
「…んー?」
少しの沈黙。
「…なんでもないー。んー、なんかすっごい眠いよー…。」
普段寝起きは良いシュピが、珍しくだるそうだった。
「あんなにがつがつ食べるから…。体が重くなってるんじゃないの。」
私は軽く笑って、それっぽい理由を言う。
「ちがうもんー。あれくらいの量、朝飯前だよー。晩ごはんだったけどー。」
「上手いね。でも、今は本当に朝飯前だよ。もうすぐ出来るらしいから、急いで顔あらっておいで。」
「はーい。」
よたよたと洗面台へと向かう。
私も身支度を整えた後、シュピと一緒に食堂へ向かった。



食堂には既にハネツキ博士が来ていた。
私達の食事も、並べてくれている。
「おはよ、2人とも。」
「おはようございます。」「おはよー。」
私達は挨拶を交わし、博士の前の席に着いた。
「よく眠れた?」
博士は私を見て聞く。
「いえ、あんまり。」
「まぁ、そうよね。」
そう言うと、ずずっと汁物をすする。
「シュピちゃん、眠そうね。」
今度はシュピを見て言う。
「うんー、いっぱい寝た気はするんだけどー…。」
顔を洗ってもまだどこかぼーっとしている。食事の進みも、いつもと比べると悪い。
「…やっぱり疲れてるのね。今日、帰るんでしょ?ゆっくり休むといいわ。」
「そだねー。やっぱり、ジュセの言うとおりお家が一番かもねー。」
家。3日間帰ってないだけなのに、とても懐かしく感じる。
「この後、荷物を整理して、少し休んだら出発します。」
列車の時刻はお昼前。あまり長居しても乗り過ごしてしまう。
「そっか。短い間だったけど、寂しくなるなぁ。」
博士は名残惜しそうにつぶやく。
「…本当に、本当に色々お世話になりました。」
私は机に両手をつき、頭を下げる。
「やだ、そんなこと。…頭を下げるのは私の方よ。」
そんな様子の私達を、シュピはぽかんと見つめている。
「ごめん、なんでもないよ。」
視線に気づいた私は向き直って、謝る。
「へんなのー。でも、たのしかったー。ありがとねー。」
シュピも博士にお礼を言う。
「こちらこそ、楽しい時間をありがとう。あ、あと帰っても、あんまりジュセさんを困らせちゃだめよ?」
「はーい。しっかり家事、がんばるー。」
「期待してるから。」



私達は朝食を食べ終えると、部屋へ戻った。
シュピはやはり眠いのか、再び寝てしまったが、起こさずに私一人で荷物を整理した。
出発直前になってシュピを起こし、城を出た。
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