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ジュセ

[ジュセ]

キャラID
: XZ412-052
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 124

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ジュセの冒険日誌

2015-09-25 16:19:33.0 2015-09-27 00:28:45.0テーマ:その他

【ジュセの日記】 7/28 思い (1/3)

一体、どこから書いたらいいか…。


今日は、お母さんが色々と家事を手伝ってくれることになった。
ここに越してきた時、少しでも生活の足しになればと庭に小さな畑を作り、種をまいておいたのだが
ほぼ毎日欠かさず肥料や水をやっていたおかげか、とても立派な野菜に成長していた。
お母さんも居ることだし、今日中に収穫してしまうことにした。


朝だというのに暑い。
だが、まだ暑さがましな午前中にやってしまおうという事で、私とお母さんは庭へ出た。
シュピは人手が増えたことに甘えているのか、まだ布団の中だ。
だが居ては色々し辛い話もあるし、そのまま寝かせておくことにした。
「…仕事のほうは、ちゃんと頑張れてるの?」
野菜を採り、籠に入れながらお母さんが言う。
「うん、ずっと討伐やってる。でも定職じゃないし、私自身もそんなに強くないけどね。」
「そう。でも、あんたにしては長続きよね。」
思えば、これ程長続きした事は今まで無かったかもしれない。大抵、途中で投げ出していたから。
私はふと、前にお母さんに貰った鉄の剣の事を思い出した。
「ごめん。あの剣、買い換えたときに処分しちゃった。ぼろぼろだったから。」
「いいわよ。てっきり、ピカピカのまま返ってくると思ってたけど。そこまで使い込んでくれたなら、剣も、お母さんも本望よ。」
どうせ自分なんてと卑下してばかりいた私だが、お母さんの言葉を貰った瞬間、つまらない自分に一矢を報いる事が出来た気がした。
「…やっぱりシーさんの存在が大きいのかしら。」
「…かもね。」
かつては、鬱憤を発散するようにがむしゃらに剣を振っていた。だがそれだけでは、きっと燃え尽きてしまっていただろう。
「守りたい人が居るってだけで、こうも違うものなんだなあって。」
私は木々の葉の隙間から、空を仰ぎながら呟いた。



私達は野菜を収穫し終えると、日陰に移動して休憩することにした。
「ジュセは、どうしてあの子のためにそこまで頑張れるの?」
お母さんは汗をぬぐいながら聞く。
「…初めての友達、だからね。」
私は続ける。
「私なんてくだらない存在だって、ずっと思ってた。けどシーは、そんな私を羨ましいって言ってくれた。私に価値を見出してくれた、初めての子なんだ。」
シュピの前では、私は本当の自分をさらけ出すことが出来る。それを受け止めてくれる。
一方的に癒されるばかりで、頑張らずにいられようか。
「あの子のためなら私は…。」
「ジュセ。」
突如、お母さんが私の言葉を遮る。
「あんたに心を許せる友達が出来たのは良い事だし、お母さんも嬉しいわ。親だから一層ね。」
真剣な顔で、こちらをじっと見据える。
「でも、あんたは友達との付き合い方をよく分かってないんじゃないかって。限度を超えてしまうんじゃないか…って思うの。」
「…何が言いたいの?」
私は聞き返す。畑仕事でかいた気持ちのいい汗が、その時はやけに冷たく感じた。
「…あの子に肩入れしすぎてはダメよ。あんたにとって大切な子だって事はよく分かるわ。でもあんた自身が犠牲になってまでする事?」
「犠牲って…。そんな、大げさだよ。ただ一緒に暮らしてるだけじゃない。」
軽く笑ってはぐらかす。しかしお母さんは表情を変えず、続ける。
「連絡もよこさずこんな森の奥で暮らすなんて、何か訳ありな事ぐらいお母さんだって分かるわ。それに…あんな変わり果てたシュピさんと一緒なら、尚更よ。」
私の作り笑いは一瞬で消え失せた。
「何があったのかは知らない。でもジュセ、いい?あんたはまだ若いの。これから先に無限の可能性が待ってるの。新しい夢を叶えたり、お嫁さんに行ったり…。」
お母さんは、私が考えたことも無い未来を羅列していく。
「せっかくの人生を犠牲にしてはダメよ。今なら家に戻って来ても間に合…」
「何も知らないくせに、分かったような事言わないでよっ!!」
私は耐えきれず、大声で叫んでしまう。


ふと、気配を感じた。
「あ…。」
シュピが私達を、驚いた表情で見つめている。
私と目が合うとシュピは、庭を出て森の中へ走り出した。
「待って!」
しまった。
私は剣を持つと、急いでシュピの後を追った。
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