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ビギナーズラック

ジュセ

[ジュセ]

キャラID
: XZ412-052
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 魔剣士
レベル
: 124

ライブカメラ画像

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ジュセの冒険日誌

2016-04-23 13:06:36.0 テーマ:おしゃれ活動

友達

現実と幻想が入り混じる、この奇妙な仮想世界に逃げ込んで、どれくらい経っただろうか。








「わー、こもれ日がすごくきれいだねー!」
「うん、良い写真が撮れそうだねー。」

色々な世界を渡り歩いてきた。数えきれないくらい沢山の出会いがあった。
いつも最初はぎこちない挨拶から始まり、相手の出方を伺う事に徹する。
そのうちに息が合ってきて"友達"となり、私達は壮大な冒険へと出発していくのだ。






「おそろで写真とるの、うれしいなー♪」
「久しぶりだし、緊張するなー。」
「きんちょうしなくていいよー!いつもどおりでw」



途中、立ちはだかる壁はモンスターだけではなかった。
互いの思想や生きてきた環境は、時に対立を生んだ。
それを乗り越えて絆が深まった時もあれば、袂を分かってしまった時もあった。
そして、どのような結末を迎えようとも別れは必ずやって来た。
互いを理解し合い、一生続くかと思われた関係が、ある時を境にプツンと途切れてしまうのだ。

――仮想世界での友達なんて、所詮その程度の薄っぺらいものなのかな。

別れのたびに、私は何度もそう思った。






「ジュセちゃん、ちゃんと写真とれてるー?」
「うーん。日誌内容考えながら撮るの、なかなか難しい……。」



でも、一緒に何かしている時の楽しさは。
私の相談にのってくれた時の、心の温かさは。
そして相手が辛い目に遭っていると知った時の、悔しさと悲しさは。
"その程度"なんかじゃないと、私に教えてくれる。
現実の友達とは全く違うものなのかもしれない。
けど、決して薄っぺらくなんかない。








「あ、ちょっと待って。」
「どうしたのー?」
「普通の立ち方出来るー?」
「うん、できるけどー。あ、手つなぎたいのね!」
「うんw」



いつ来るかわからない別れは、とても怖い。
でも今は、皆と居られるこの喜びを、噛みしめていたい。
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