私は可愛いを探究する可愛い研究家
少し前、ここにモーグリと呼ばれる可愛いがいたらしい
既にアストルティアには存在しないと言われるが
噂ではまだ近くに滞在しているとも
不確かな情報にすがる私の心は今の空のようにどんよりとしていた
「珍獣に注意!」
珍獣とはモーグリのことだろうか?
期待よりも不安が大きいけれど、自分で確めなければ真実には届かないもの
ど~も!いらっしゃ~い!モグーリだよ!
徒労に終わった疲れからかその場にヘタりこむ
お嬢さんだ~いじょうぶ~??
答えるチカラすらない私に珍獣はかぶりついた
獣が柔らかいお腹から食べ始めるって本当なんだ…
私のお腹に顔を突っ込んでいる珍獣を見てぼんやりと考えた
そこでおしまい