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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ザラターンの冒険日誌

2022-04-09 10:33:41.0 2022-04-09 10:45:56.0テーマ:その他

ペペロンチーノ②(※Ver6・0までのネタバレ注意)


『 話の腰を折って悪かった。
  それで、天使(仮)のおっさんが
  どうしてこんな所に? 』 


『 まだニュアンスが若干アレだが…
  ふん、まあいいだろう。 』


…おっさんは、
「あまり多くを教えられないが」
と前置きしながらも、どこか楽しそうに
語りだす。曰く…


彼は、英雄達を招く為の、
【 試練場 】と呼ばれる場所に
放つための魔物を捕らえに、
ここにやって来たのだそうだ。
試練場なんて、あまり聞かない言葉だが…


( 英雄を招いて試練?
  何だ、どこぞの王侯貴族の
  道楽か何かか? 
  いや、それよりも… )


『 おっさん、あんたまさか…
  魔物商人とかじゃないだろな?
  御免だぞ、変なのと関わって
  魔法戦士団に追われるとか… 』


『 失礼な!
  天使だと言うとるだろうがッ!
  商人だか何だか知らんが、大体ワシは
  下界のゴールドなどという物に
  全く興味がないわ! 』


懐疑の目を向けるおれに、おっさんは
頭から蒸気を吹かんばかりだ。
嘘を吐いているようには見えない。

彼は続けて、
「俗世の諍いには、大体このゴールドが
 絡んどるんだろう!ええおい!?」
等と、憤慨しはじめた。


『 まあ、否定はしないが… 』

『 そうだろうそうだろう!
  ゴールドなど悪魔の持ち物!
  何なら、貴様の財布の中身も
  ワシが浄化してやろうか? 』

『 おいおい…斬新な冗談だな。
  今日日、変な宗教とかでも
  そんな集金文句使わんぞ… 』

『 ほ~ら見ろ!だ~から下界の民は
  下らん欲を手放せず、魂を昇華できん!
  そして無益な争いを
  繰り返し続けるというのだ! 』

『 ぐっ… 』


なんか、教会で坊さんに
説教を喰らっている気分になってきた。
何だ、何の話をしてたんだっけ…
おっさんも、脱線に気付き、
おっほん!とひとつ咳払いをした。


『 …まあ、ともあれ
  首尾良く目当ての魔物を
  捕まえたまでは良いのだが!
  油断した所を、背後から
  別の魔物に襲われてしまい…
  気を失ってしまったのだ。 』


…どうやら、
そこにおれが通りがかったらしい。

『 そのいざこざの際、
  魔物を封じ込めておく為の道具
  「黄金の筒」を
  取り落としてしまってな… 』


『 黄金の筒… 』
 (さかな袋みたいなモンか?) 


『 そうだ…大変貴重なモノで… 
  あれを無くしたままでは、
  ワシは本部に帰れんッ! 』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



『 だが!
  意識を失う瞬間…
  ワシはこの目で見たのだ!
  竜の子供が、落ちた筒をくわえ、
  どこかへ持ち去って行くのを! 』


落胆したかと思えば、
急に拳を振り上げる。忙しいおっさんだ。
だが…黄金の筒に、ドラゴンキッズ、か。


『 …竜の中には、光り物を集める
  習性を持つ奴も居る。
  子竜の足と翼では
  そう遠くへ行けないだろうし…
  近くの巣を一つ一つ探していけば
  案外すぐ見つかるかもしれんぜ。 』


『 おお貴様!それは本当か!
  見直したぞ!
  ぺぺろ…さゴーラ?を作るだけが
  能ではないのだな! 』


『 ペペロンチーノね… 』


安心したのか、
おっさんは再びすごい勢いでパスタを
啜りはじめ…

って、
おっさんの皿はとっくに空で。
じゃあ今奴が食ってるのは…!


『 ちょっ!?あんたそれ
  おれの分なんだが!? 』

『 まあカタいこと言うでない。
  この天使のワシに
  飯を食ってもらえる事、
  誇りに思うが良いぞ! 』

『 ちょっとおっさん何言ってるか
  わからないんですけど!?
  おれも腹減って…!
『 渡さん!これは!渡さんぞおーッ! 』
『 アンタも結局下らん欲に
  踊らされてるじゃねーかッ! 』
『 聞こえんなあ!ああ辛い辛い! 』


…一皿のパスタを取り合い、
醜く争うおっさんが二人。
と、ちょうどその時。
おっさんを挟んだ視線の先に…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


なんだかぽってりとしたボディの
黄色い生き物が、
てっこ、てっこと歩いている。
ん?というか…!


『 おい!おっさん後ろ!子竜だ! 』
『 なんだ、その手には乗らんぞ! 』

『 違うって!なんかくわえてる!
  件のアレじゃないのか!? 』
『 その手は通用せんと言っているッ! 』

『 なんでちょっと
  カッコいい言い方!?
  おい! 見失っちまう!
  ああ!どっか飛んでっちまった! 』



『 げえふ、お粗末さまでした。 』





『 あっ 』





~~つづく~~
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