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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ザラターンの冒険日誌

2022-04-16 15:56:16.0 2022-04-17 09:21:32.0テーマ:その他

ぺぺロンチーノ④(※ver6・0までのネタバレ注意)

間一髪のスウェーバック!
ヘルジュラシックの顎が
空を咬み切る。その隙を見逃さず、
踏み込みつつの横薙ぎ一閃!

失せ物探しの道中にて。
野馳せり竜の群れとかち合ってしまい、
おれ達は戦闘を余儀なくされていた。


『 お、おわぁ~!
  ワシは荒事は苦手なのだ!
  わかっているのか おい! 』

『 わかったよ!わかったから
  服の裾を引っ張らないでくれ!
  動きにく…ぃうおぉッ!? 』


三寸の鼻先を火炎が走る!
危ないったらありゃしない。


『 だだだ、大体
  魔物の捕獲任務なぞッ!
  「戦務課」の仕事だろう!?
  人手が足らんからと、何故ワシが
  こんな目にィーッ!ひああッ 』


半分意味が解らない事を口走る
おっさんを尻目に、彼がしがみついた袖ごと
無理矢理 剣を振るう。
…たぶんバトルマスターでも
こんな訓練はしないだろう。


『 し、知らんがな、頑張れよ!
  どっ…せえィ…ッ! 
  古代エテーネ王国には、
  こんな格言が…あったらしい、はっ! 』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『‘’いくらドミネウスがクソでも、
   ご主人が腐っていい理由には
   ならないんだモーン! ‘’だ!

   頼むから、ひとまず
   退がってくれよ、おっさん! 』


仁王立ちで群れの注意を引きつけつつ、
おっさんを後方に下がらせる。
さて、ここからが本番だ。

魔界の魔物に比べれば楽な相手だが…
敵は数が多くて少々厄介だ。
出せるか?グランドネビュラ…!

剣先で女神の印を結び、意識を集中させる。


しかし…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


( くそ…‘’やっぱり‘’ダメか…! )


何故か、上手く闘気を
光の力に変換する事ができない。


仕方ない、今は剣だけで戦うしかない。
おれは剣を構え直し、
気合いの声と共に、敵陣へと斬りかかった。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 なんだ貴様、存外
  腕が立つではないか! 』


戦いが終わって、程なく。
おっさんが、岩陰から
ひょっこりと姿を見せ、
笑いながら手を叩いた。


『 そりゃあどうも。 』


剣を鞘に収め、額の汗を拭う。
そこそこ長引いたが、
二人とも大きな怪我は負ってない。
上々と言って良いだろう。


『 しかし、ザラよ。
  貴様、パラディンと見受けるが…
  戦い方が少々非効率なのではないか?
  敵が多いときは、ギガスラッシュや
  グランドネビュラでこう…
 「ぎゅぁおーーんッ!」
  っと、やらんのか? 』


…と、おっさんはギガスラの真似をして一回転。
おいおい、ダメ出しかよ…
パニック状態だったと思ってたのに、
案外、良く見てるもんだ。

しかし彼の言動に
悪意は感じられない。
これは純粋な疑問、なのだろう。


それに…
その疑問は、実に的を得ている。


『 目ざといな、おっさん。
  おれは闘気を操って戦うのが
  あんまり得意じゃないんだ。
  実はここに来たのも、
  その修行の為なのさ… 』


『 ほう? 』



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


魔界での戦いで多くのものを見て、
おれは己の無力を悟った。


守りに秀でた騎士の戦技。
だが「耐える力」…
ただそれだけでは、
守りたいものを真に守り抜く事は、
できやしないのだ、と。


英雄の名を冠する者達のように、
絶大な力が欲しいとは言わない。

だが…

せめて目に見える範囲、
この手の届く範囲に居る者達に、
かかる火の粉を払うだけの実力は
是が非でも身に付けねばならない。

守りたい人達の方から
この手をこぼれ落ちて行く。
そんな思いは、もうごめんだ。

守るべきものを失った騎士ほど、
滑稽なものは無いのだから。


しかし…
剣の腕だけを頼っている限り、
おれは近く、騎士として
限界を迎える事だろう。


『 それで、闘気を光の力に練る力を
  鍛え直す事にしたわけか。 』

『 それはその通りなんだが…
  でも、最近何かおかしいんだ。 』


魔界での戦いが終わって以降…だと思う。

元々心もとなかった、
己の中の光の力が
更に弱まっているようなのだ。

療養生活で腕が鈍ったせいかと思ったが…
どうやら、そうではないらしい。


『 もしかして、
  光の女神を失ってしまった事が
  影響してる?…とか
  思ったりもしてるんだが… 』


その疑問を口にすると、
おっさんは急に、
腕を組んで神妙な顔つきになった。


『 ふむ… 』


~~つづく~~
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