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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

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ザラターンの冒険日誌

2022-04-28 22:21:28.0 2022-05-01 04:10:13.0テーマ:その他

ペペロンチーノ⑦(※Ver6・0までのネタバレ注意)

そう、【グランドネビュラ】ならば。
奴に届く攻撃が出来るだろう。
しかし…


( やれるのか?今のおれに… )


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 ひ、ひいぃ~~ッ! 』


眼前を見据えれば、怒れる黄金竜が
おっさんの頭を鷲掴みにしたまま、
雄叫びを上げている。

どうやら「できる、できない」で
悩んでいる時間の余裕は無さそうだ。


( …やるしかない。 )


剣を鞘に納め、
おれは竜との距離を詰めるべく、
走り出した。


『 うおぉおおおお…ッ! 』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



‘’ 誰かを守らんとする者が
  自分の強さこそを
  信じられなくてどうする! ‘’


こんな時に、
おっさんの言葉を思い出す。

焦燥と、無力感…
己への怒り、そして悔しさと。
それとは逆に、自分の力を
まだ信じたい気持ちが
ごちゃ混ぜになったような…

そんな複雑な感情が
胸に渦巻いてきた。




『 おおおおおおおおッ!』



感情のままに。

腹の底から声を張り上げながら、

全速力で、がむしゃらに、つっ走る。



不思議なことに。

ただ、それだけで。


なんだか、全身に力が 
みなぎってくるような気がしてきた。


今なら何だって出来る。
何処までだって行ける。


…次第にそんな気分になってくる。


( そう言えば、いつ以来だ?
  こんなに心の底から叫んだのは。
  全霊で走ったのは。 )


…きっとこの高揚感こそが、
『精神』と『魂』を繋ぐ感覚。


( そうか…
  それだけで、良かったのか。 )


…以前のおれは、
それを理屈ではなく、
体で覚えていたのだろう。



だから…


自信を失い、
己の立つ場所を見失った時から…
「おれ」は「おれのやり方」が、
きっと解らなくなっていたんだ。






( 要するに…

    「腑抜けて」いたんだな。 )
 



『 …あああァァァァアッ!! 』



そのまま、矢のように走る。

尋常ではない気合いで迫り来るおれを
警戒する、黄金竜の脇をすり抜けて…

なお、走る…!



『 …グォッ!? 』


『 えっ?
  ええーーーーーッ!!? 』



拍子抜けする竜とおっさんの声を背に。

おれが目指すは、
竜の背後から更に数メートル先の、岩壁だ。


壁に向かい、全力でジャンプ!
岩壁に足を掛け、全身のバネをフル活用し、
走って来た方向…つまり竜に向かって、
三角跳びの要領で更に跳躍する。


…それと同時に、
片手で女神の印を切った。



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



みなぎる闘気を、
光の力へと変換する。

信じろ。
今なら、当たり前のようにやれる。


果たして。
集積する光の力が浮力を生み…
我が身を、更なる高度に押し上げてゆく。


正気に戻った黄金竜が
こちらを振り向くと、
丁度すぐの眼下に、奴の頭が見えた。

よし、今ならば…!


拳を下方へ突きだし、
光の力を、手の平へ収束…

いくぞ!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



『 グランドネビュラッ!!! 』


気合いと共に輝く拳を開くと、
放った おれが目が眩む程の
光の力の奔流が、
この掌から迸るのが見えた。


成功だ!
いや…成功というか、この光の威力は…
以前のおれのネビュラを
軽く越えている…!?


…解き放たれた光の奔流は、
黄金竜の頭を直撃。

完全に不意を突かれた形となった竜は、
衝撃で気を失ったか、翼のバランスを崩して、
大きな音を立ててながら
地面へと叩きつけられた。


『 ぬわ~~っ!! 』


…とどろく、おっさんの悲鳴。


『 もしかして… 
    やりすぎた? 』



~~つづく~~
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