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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

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ザラターンの冒険日誌

2022-12-10 11:21:30.0 2022-12-10 20:13:49.0テーマ:その他

空を目指して(3)(※ver6.1までのネタバレ注意)

『 でね?
 マガツカゼはアクジンになった
 ハクオウさまが呼び起こしたもの
 だったんだけどね?
 でも、コウリンちゃんの上に
 コウリンさまがコーリンして
 なんとかなったの。こう…
 「目を覚ませ~」って!


アズランの領主館。

今は、領主のタケトラさんが
留守にしているということで、
事情を知っているという一人娘のフウラ嬢に
説明を受けている最中なのだが…


( 半分くらい意味が解らん…! )
『 な、なるほど…!


相づちを打ちながら、助けを求めるように
仲間たちに視線を向ける。
エスタータは困り笑い、ツキモリは…


『 許してやれよ。
  夢見たいお年頃なんだろ。


声も潜めず、無表情で言い放つ。

( お、おい…! )

訳もわからず、精一杯の説明に水を差された
フウラ嬢は、当然目尻が上がった。


『 何よ!アンタだって
  私とそんなに変わらないじゃない!
  変なツノなんて着けてるし!
  そういうの『ちゅうに』
  って言うんだよ!
  学びの庭の男子にも沢山いた!

『 な…っ!なんだと!僕はお前の
  10倍は歳上…
『 はいはーい!
  ゴメンねえフウラちゃん!

面倒になりそうと察したエスタータが
とっさにツキモリの口を背後から塞ぐ。
苦笑いでおれも続いた。

『 いや、連れが失礼したね。
 よーく言い聞かせておくから!

『 もががが…!


憤慨する魔族を引き摺るようにし、
挨拶もそこそこに領主館を後にする。


☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆


『 で、今度は?
 僕らは何故こんな所に来てる?
 エックスご一行は
 ドワチャッカ大陸とやらに
 向かったという情報じゃなかったのか?

『 物のついでさ。
  断るわけにもいかんだろう。


場面は代わり、ここはスイゼン湿原。
ぬかるんだ地面を避けながら歩く。
今日は霧が出ていて、いつもより
陰鬱さが増しているように感じる。

マガツカゼに端を発した事件は
解決したはずなのだが、
フウラ嬢が言うには、この地に
まだ少しだけ、禍々しい『気』が
残っている気がするのだという。

情報提供の礼もある。
という訳でおれ達が
様子見を買って出たという流れだ。


『 お人好しどもめ…
  天星郷に行く気本当にあるのか?

『 まま、そー言わないの。
  美味しい魚が食べられるのも
  アズランの平和あってのもんだよ。


不機嫌なツキモリをなだめすかして
湿地帯を行く。

思えば駆け出しの頃、この湿原でよく
ぐんたいガニを相手にして修行したものだ。
両足を泥濘に取られて身動きが取れない時に
迫ってくる巨大なハサミの恐怖と言ったら…

『 鼻水垂らして、たぁあすけてーーッ!
  …って叫んだね。
『 あはは、ださー! 
『 それをやって助かるくらいなら、
  僕は死を選ぶ。
『 死を選ぶの!?


…そんな馬鹿な話をしている最中だった。

周囲の霧が次第に濃くなって行き…
何やら、呻くような不気味な声が
聞こえてくる。
我々は、慌てて臨戦態勢を整えた。


『 オオ…ハクオウ…
    ナゼダ…ナゼ…オオオ…


☆   ☆    ☆   ☆   ☆


霧に浮かび上がる影は…
おそらく『悪鬼丸』。
エルトナ風ミイラ男ってところだ。
  
八百万の怪力乱神を祀ってあるという、
スイの社から這い出てきたか?


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 気を付けろ…
 こんな所に出てきてる時点で、
 並のアンデッドじゃないぞ。

『 ふん、洒落臭い。


抜刀。
ツキモリも腰の短剣を抜いて、
魔力を覚醒させはじめた。


『 オオオ…ハクオ…ウ


呻き声は、徐々に近づいてくる。

☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 よしいけ、ものども!

物陰から、ウェディの号令が飛ぶ。

『『 おい 』』

『 あたし吟遊詩人ですから?
 レベル解放、何それ美味しいの?
 …ですから?

『 おう、巻き込まれんようにな。

『 ち、クソザコナメクジかよ…


…それ言いすぎ!、と憤慨する
吟遊詩人を無視して、
ツキモリは火精に語りかけ、
呪文の詠唱を始めた。


『 コイツで見極めてやる。
  いくぞ…メラゾーm…


奴が火球を飛ばそうとする、
その瞬間だった。


『 あいや、あいや待たれい! 』 


なんと目の前の悪鬼丸が、
急に語り出したのだ。
三人、目を丸くする。


『 某(それがし)…!
 悪い悪鬼丸ではござらぬ!!


    『『『 えっ? 』』』


『 まだ人であった頃の名を…
 【 えびぷりぷり左衛門 】と申す者ッ!


…3秒、静寂が場を支配した。



『『『  ええええッ!?  』』』



~つづく~
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