目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ザラターンの冒険日誌

2023-01-14 22:34:08.0 2023-01-15 01:26:54.0テーマ:その他

空を目指して(8)(ver6.1までのネタバレ注意)

『 おい、そっち行ったぞ!


…ツキモリの警告。
高速で我が身に迫る、鋼の機体。


( まだだ。焦るな…


目を閉じて、深呼吸する。


高めた闘気を光の力に変換。
その光を、かざした剣に収束…


『 危ない、避けて!


響くエスタータの声。

開眼。
キラーシーカーは、
すでに眼前数メートル!


『 ぉおおおッ!


雷光纏う剣を振りかぶって、
おれは跳躍した。


『 ギガ……ブレイクッ!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


すれ違いざまの一閃。

彫像の様に、両者動かないまま数秒。
だが、おれは己が勝利を確信していた。

思惑通り、マシンの駆動音は停止し、
エネルギーの供給を絶たれ浮力を失った機体は、
轟音と共に砂上へと墜落したのだった。


『 ふう…大分、小慣れて来たな。


キラーシーカーの機能停止を見届け、
ゆっくりと納刀する。
ようやくひと息ってところだ。


『 そりゃ5体も戦ってりゃな。

『 今度こそ、部品壊れてませんよーに!


『 ご苦労。早速確認して来よう。


労いもそこそこに、ドゥラ院長は
足早に機体のチェックに向かった。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 今回の戦いで、おれは…なんだか
  ギガブレイクの真髄…の
  片鱗のようなモノを掴んだ気がする。

『 おおー、良く分かんないけど
  すごいね!


体は結構クタクタだが、
思ってもみなかった収穫である。
エスタータの適当な褒め言葉を耳に、
奴が落とした新たな『宝珠』を拾い上げて、
おれの気分は上々だ。

いや…上々…『だった』。


『 おう、決まってたろう?


『 僕は、お前の髪型の方が
  キマッてると思うがなw


ツキモリが、珍しく口角を上げながら
何かのたまった。


『 えっ…?


『 あはは、三体目の爆発に
  巻き込まれた時だねーw


『 え? ……おうえッ!?


おそる恐る、頭に手をやる。

そしておれは、お気に入りのバンダナの
焼失を実感すると共に…いや、この際それはいい。

手にはチリチリフワッと。
そしてモサッとした感触。

これが意味するのはつまり……

……なんという事でしょう!


『  お、お……



   お、おれの髪ィィーッ!!



…ドゥラ院長が、吉報を持って帰って来たのは、
それから数分後の事だった。


☆   ☆   ☆



『 このパーツ、一体何に使うの?


遠い目で黄昏れるおれを他所に、
エスタータが院長に質問した。


『 とある古代機械の修復だよ。
  今の時代ではパーツを造る技術は
  失伝され、本来なら直すのは不可能と
  思われていたのだが…

  3000年前の技術で、劣化する事無く
  動いているキラーシーカーを見て、
  正直驚いた。歴史的発見と言ってもいい。


まあ『この場所』ならばおかしくは…
と、そこまで喋りかけた所で
院長は咳払いして一度話を打ち切った。


『 実は、もう一つだけ欲しい部品が
  有るのだが…

『 何だ、まだ戦えってのか!?

『 いや…


警戒する我々を、院長は口で遮る。


『 その部品は以前、ダストン殿…
  ガタラのガラクタ城の城主殿が
  持っているのを見たことがあるのだが…

  私はあの御仁が苦手でね。
  交渉するも、まともに話すらできず…

  まったく、あの人が
  チリ王じ…チリさんの育ての親とは
  とても思えない…。


おれはエスタータと顔を見合わせた。


『 ダストンさん、かあ。

『 なんだ、難儀なヤツなのかそいつは?


またか、とツキモリが怪訝そうな顔をする。


『 いや…案外なんとかなるかもしれん。

『 うん。


それは頼もしい、と感激する院長を尻目に、
我々はとりあえず、この場を後にするべく
歩き出した。


『 ともあれ、行くか。

『 だな。



『 美容院へ……!
『 美容院なんだ。

『 それは後回しで頼む。


…無表情で、院長が無慈悲に答えた。


~つづく~
いいね! 19 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる