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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ザラターンの冒険日誌

2023-01-21 22:11:25.0 2023-01-23 20:05:43.0テーマ:その他

空を目指して(9)(ver6.1までのネタバレ注意)

『 性懲りも無く また来やがりましたね!
  あんな役に立たねえモノ、
  アンタにあげるわけねえでしょう!


…岳都ガタラ、ガラクタ城。
いったい以前、どんな交渉をしたのか…
城主のダストン氏は、ドゥラ院長を一瞥するなり
容赦なく怒鳴りつけてきた。


『 ダストンさん、そこを何とか!
  あの部品があれば、
  ドワチャッカの歴史を覆すかもしれない
  発見が…!
『 あぎゃぎゃぎゃ!
  そんな話は聞き飽きましたよ!


院長の必死の説得も、火に油。
取り付く島は無さそうだが…
まあここはダメで元々、ひと勝負と行こうか。


『 まあまあ、そう言いなさんな
  ダストンさん。
  ここは一つ、物々交換ってのはどうだい。

『 何ですかアンタは!
  一体どんな役に立たないモノを
  持ってるって言うんですか!


氏は、意外にも自然に食い付いてきた。
ここぞとばかりに、おれはポケットから
古びたコインを取り出し、親指で弾く。


☆   ☆  ☆ ☆   ☆   ☆


『 コイツこそは、おれの秘蔵の逸品!
  ひと回りだけ大きかったせいで
  何とも交換して貰えなかった、
  【 なんかかわいそうなメダル 】だ!


『 おい君!何を言って…『おおーっ!?


院長の抗議を遮って、
ダストン氏は目を輝かせて歓声を上げる。
イケるか…?


『 なかなかのモノを持ってますねアンタ!
  …でも…うーん…
  アレと交換となると…少しパンチが…


『 はいはーい、じゃあコレも付けちゃう!


焦るおれの脇を、エスタータが笑顔で
道具カバンを探りながら すり抜けて来た。
その手に取り出したるは、一枚のカード。


『 なんですか!そのカードは!?


『 コレね!プチバズズカード!
  有効期限過ぎて、三年半経ったやつ!


『 おほおおおおっ!!??


奇声を上げるダストン氏と、どや顔の我々、
そして展開に追いつけない院長を見比べて、
ツキモリは座った目で、深いため息をついた。


『 なんでそんなモン持ち歩いてんだよ…

『 何かの本に、栞がわりに挟んでた。
  ダストンさんにあげたら喜ぶかなー、て。


『 そんな…そんないらねえモノを
  常日頃から持ち歩いてるアンタたち…!
  そんなポンコツなアンタたちなんか…!!


ダストン氏の肩が、わなわなと震える。


『 けっこう好きでごぜえますよ(^ ^)
  ええい!いいでしょう!
  持っていきなせえ!

『 やったー!!
『 よっしゃ!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 なるほど…!
  そう言う事だったのか…!


今になって院長が、意を得たりとばかりに唸った。


『 ありがとうございますダストンさん!
  ではお礼に私からも!
  先程廃棄処分が決まった書類の束を…!
『 あ、それは いらねえです。


即答のダストン氏。
何故だあ、と院長は頭を抱えた。
彼らが分かり合うには、まだしばし
時間が必要なようだ。

憐れみの表情で、ツキモリがポン、と
院長の肩に手を置く。


『 や、やめろ…
  そんなかわいそうな人を見る目で
  私を見るのはやめろーー!


どうやら奴は
計らずも院長のトラウマに触れてしまったらしい。
ともあれ、交渉は成立。
我々のクエストも無事終了だ。


☆   ☆   ☆


『 それで…首尾良く直りそうかい?
  その古代機械ってやつは?


『 ああ、お陰様でね。
  ウルベア遺跡で出土した、
  どうやら映写機のような神カラクリの
  ようなのだが…


ガラクタ城を後にした我々は、
折角なので、院長の仕事を見届けるべく
最寄りの宿に立ち寄っていた。
手元の機械をいじりながら、院長はご機嫌だ。


『 君達は運がいいぞ。
  ウルベア時代、もしくはそれ以前の
  映像を見られるのだからね。
  もしかしたら、歴史的瞬間に立ち会う事に
  なるのかもしれないのだから。


『 いいねーロマンだねー!

『 僕には良くわからん… 


はしゃぐウェディ。腕を組む魔族。
おれも大いに興味はある。


『 良し…上手くいったようだ。
  映すぞ…


院長がスイッチらしきものに触れると、
彼がいじっていた、小型の神カラクリが
カタカタと音を立て始め…
宿の壁に、ぼんやりと映像が映り始める。

そして驚くべき事に、ノイズに混じって
音声まで再生され始めたようだ。
固唾を飲んで見守る我々。


☆   ☆  ☆ ☆   ☆   ☆


“ ぅう…どうも気恥ずかしいねェ、
  こう言うの…あー、コホン。

“ ……原初の炎を手にせし者よ。
  我は大地の三闘士がひとり
  震天の槌、ナンナである。 “


~つづく~
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