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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

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ザラターンの冒険日誌

2024-02-03 11:10:55.0 2024-02-03 11:17:57.0テーマ:その他

ラダ・ガート(1)(※ver6.5までのネタバレ注意)

白灰の試練場と呼ばれる場所にある、とある浮き島。ビョオ、と音を立てて吹く一陣の風に、
霜の降りた草花が揺れる。

だが今は、寒さを感じる程の心の余裕は無い。
おれは相手を見据え、顔を引き締めた。


恐ろしいまでのプレッシャー。
人相手にこんな威圧感を感じたのは、
いつ以来だろう。


緊張感で身体がこわ張り、額と、
剣を握る手の平にうっすらと汗がにじむ。



( 気圧されるな…目の前に集中しろ…!
  一瞬たりとも目を離すな。
  なにせ相手は あの…



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



( 『ラダ・ガート』だ…!


…『闘神』と呼ばれた男が、
ほのかな亜麻色に輝く双剣を
背から静かに抜き放ち、体勢を低く構える。


( 来る…!
  

目を見開く。

おれは意を決して、
全ての攻撃に備え身構えた。


( まずは大防御で出方を探る!


……はずだったのだが……



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


茫然自失。
一筋の閃光が見えたと思った瞬間、
我が視界には、試練場の寒空が広がっていた。


( なんだ?今、何が起こっ…
『 痛ゥッ!?


…そして背中が地に打ち付けられる鈍痛で、
ようやくおれは、己の身体が
宙を舞っていた事に気づいたのだった。


( 全く見えなかった…これが…



  英雄の剣…




☆    ☆    ☆ ☆   ☆   ☆


事の始まりは、一刻ほど前。
おれがこの場所を訪れた時まで遡る。


…ジア・クトとの最終決戦を前に、
エックスさんを中心とした英雄達が
何かの準備を進めている、そんな折。


おれ達 冒険者に課せられたのは…

とりあえず、手元の手帖を見る。
えーと、何々…?


 “ 白灰の試練場、
   西の浮き島での採取作業。
   さあがんばれ!君ならできる!
   ナイスバルク!! “


( ったく…
  こんなんで本当に強くなれんのかね。
  何だよナイスバルクって…


ため息一つ。


…この手帖は『トレーニー育成帳』という。

キタエルと言う名の天使が考案した、
冒険者育成のカリキュラムを記した代物だ。

つまり、おれ達が成すべきは、
決戦に向けた体作り。
その最終調整だったというワケだ。


その修行の為、
源世庫パニガルムやレクスルクスの楔に加え、
神都の四方に浮かぶ『試練場』と呼ばれる島々も、
我々一般冒険者に開放されていた。


手帖に導かれて、おれがやって来たのも
その試練場の一つ。すなわち…

雪と寒風が吹き荒ぶ、この
『 白灰の試練場 』。


( やれやれだ。
  キラキラ見えにくすぎるだろ、ここ…


ようやく採取物を集め終わり、
大きく伸びをし、深呼吸。


冷たい空気が肺を満たしてゆくが、この感覚…
なんとなく、故郷のランガーオ山地の
空気感を思い出して、決して嫌いではない。


このまま帰るのも何だか勿体ない気がして、
おれは剣を抜いて戦闘の構えを取り、
そのまま素振りを始める事にしたのだった。


縦、袈裟、突き…!
   縦、袈裟、突き…!


( やあ、懐かしいなあ…
  村の子供達は皆、
  村王にしごかれたもんだ。

  そういやガート騎士団でも、
  パリングの型をさんざ叩き込まれたっけ。
  あれは確か、小手先をこんな感じで…


『 おい。

『 うん…?
  ってうわっ!?


…自分の他に誰も居ないと思い込んで
熱中していたところに不意に声をかけられ、
情けない声を上げてしまった おれだが…

声を掛けてきた人物を見て、その五倍くらい
情けない声を上げる事になる。

そう、その声の主。彼こそが…


『 お前、もしかして
  ガートラントの騎士か…?



『 えっ…?


    ………


       …………





『 うわああぁあッ!?
   ラダ・ガート王ッ!!??



~つづく~
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