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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

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ザラターンの冒険日誌

2024-02-17 22:19:35.0 2024-02-18 10:15:58.0テーマ:その他

ラダ・ガート(3)(※ver6.5までのネタバレ注意)

挑み、弾かれ、いなされ地に伏させられ…
歯を食い縛って、起き上がってはまた、挑む。
もう、何度目になるだろう。

対してこちらは、
まだ一つの有効打すら打てていない有り様だ。
それ程までに、闘神ラダ・ガートの剣は苛烈で、
そして隙が見当たらなかった。


だが、こちらもただがむしゃらに
突進を繰り返しているわけでは無い。

吐く息荒く剣を構え、
まだ息切れ一つしていないラダ・ガート王を
青眼に見据える。


( 見逃すな…王の一挙手一投足。
  戦技一つ一つの間合い、速度、威力…
  そして行動の癖…!


…ほんの数秒ずつではあるが、
打ちのめされて起き上がる度に、
剣を打ち合っていられる時間は延びてきている。

相手は強大。だがそれでも。
挑み続けているうちに人間、
少しは学習、適応してゆくものである。


( もっとも…これが実戦なら、
  王の最初の一撃で おれはただの
  雑兵として散っていたんだろうが…!


懐深く何度でも構えてくれ、
そして遠慮なく全力で叩き伏せてくれる
ラダ・ガート王には、まったく感謝しかない。


( その心遣いを裏切るワケには
  いかないよな…ッ!

『 うぉおおッ!!


剣を振りかぶり、全力疾走。
だが、そのまま剣を打ち合ったのでは
今までの二の舞、三の舞。


( 鉄壁の進軍…!!


おれは、王の間合いの外ギリギリから
剣を振り抜く…と、見せかけて…
敢えて素早くステップを踏んで王の懐に飛び込み、
剣を持たない左の拳を突き出した。

今のおれは冒険者。
騎士剣術のみに拘る必要はないのだ。
相手を倒すために全力を尽くす!


( 村王仕込みの拳闘術だっ!


果たして。
奇策だったが、コレが意表を突いたらしく。

拳こそ避けられはしたが、王の体勢を少しだけ
よろけさせる事に成功した。
決して、隙を作ったと言う程のものではないのだが、しかしこの機を逃すわけにはいかない!


『 おぉおッ!


続けざま、おれは気合いの声に乗せて
超速の四連斬を放った。
『超はやぶさ斬り』。我が最速の剣技だ。

いくら英雄と言えど、
これ全ては躱し切れまい!


しかし。


王から一本取れるのでは、との期待空しく。
我が連撃は、王の二刀に
ことごとく阻まれてしまう。


( えええッ!四連武器ガードぉぉッ!?
  『福の神』かよ!?


バトルマスターの様に守りを捨てたスタイルの
ようでいてその実、彼の二刀流は攻守、
兼ね備えているというのか。

いや感嘆している場合じゃない。
転じて、王の反撃が始まる!

動揺を隠しつつ、
剣と小盾で、王の剣を必死にいなしながら
少しずつ後退してゆく。


( かくなる上は…!


みなぎる闘志と生きる意思が…
我が手の中で、紅蓮の戦旗となって具現する!


☆   ☆   ☆   ☆   ☆



『 パラディン…ガぅぉおっー!?
『 甘い!


彼ほどの遣い手を前にしては、
我が切り札、出す暇が無い!
出が遅いのが、パラディンガードの
最大の弱点なのだ。


出鼻くじかれ、続く王の猛攻。


バトマスの秘奥義、『古今無双』も
かくやと言わんばかりの速く重い連撃を、
まるで基本技のように、これでもかと連発してくる。こんなの、いつまでも防げるものではない。


息も絶え絶え、まるで打つ手が見当たらないまま、
たまらず大きくバックステップを繰り出して
おれは王と距離を取った。


それを見て、王は終幕とばかりにニヤリと笑い…
そして、再び『あの構え』を取った。



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


最初の一手で意味も解らず
おれを打ちのめした、あの構えだ。
 

( だが今なら…
  落ち着け、考えろ!


☆   ☆   ☆   ☆   ☆


傷だらけの火照った身体に、
試練場の寒風が染みる。

最初の緊張は、もう感じない。
我が心は、今は不思議と凪いでいた。


( ラダ・ガート王は、振るう剣速こそ
  凄まじいが…本人はどちらかと言うと、
  スピードタイプじゃあ無い。

  つまり…あの一瞬の閃光は、
  歩法の類では無いはず。
  と言う事は…!


王の、剣持つ手がゆらりと揺れる一瞬を、
おれは今度こそ見逃さなかった。

彼の剣が閃くその一瞬前に、
意を決し、試練場の土を大きく蹴って跳躍する。


( 凄まじい剣圧による、
  音速の衝撃波…それが正体かッ!!


眼下に見えたのは、ギガスラッシュとも異なる、
無色の闘気を纏って真っ直ぐに飛ぶ剣閃。


( なんてデタラメな…いや分析は後だ!
  反撃のチャンスは今しか無い!


空中でおれは、すかさず女神の印を切った。


『 おおおお…!
  グランド…ネビュラーッ!!


~つづく~
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