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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ザラターンの冒険日誌

2024-03-23 11:06:14.0 2024-03-23 11:09:05.0テーマ:その他

天星(2)(※ver6範囲までのネタバレ注意)

『 よう、ラダ・ガートと
  手合わせしたんだって?


喧嘩よろしくの鍔迫り合いの最中、
ゲンはおもむろに語りかけてきた。


『 まあな…!
  あんま…!吹聴して回った記憶は…!
  無いんだが!耳聡いな!

『 へっ!
  俺サマの情報網を…!
  ナメんじゃ…!ねェよ!
  で?一本くらいは取れたのか?

『 いいや…!
  一本どころか…!一太刀たりとも…!
  有効打は入れられなかった…!よッ!


『 まァジかよ…ッ!?


…そこまで聞いた所で奴は剣を引き、
手早く腰へと収めながら、
大袈裟に ため息を吐いてみせた。


『 ハァー~…ッ!!
  やめだ、やめだッ!


そして ゆっくりと おれに背を向け、
その場に どっかり腰を下ろすのだった。


『 おいおい、どうした。


とりあえず おれも、
向かう先を無くした刃を鞘に収める事にする。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 お前で そのザマなら、
  俺が戦っても大差ねェだろうなァ。

『 まあ、そうだろうな…


背ビレへたれて たそがれる海賊の背を見ながら
腕を組んで、おれは正直に答えた。

おれとゲンでは戦闘スタイルが違いすぎるので
一概には そう言い切れないのかも知れないが…

しかし、そういう事を言い訳にできるレベルでは
無いほどに、ラダ・ガート王の実力は桁外れだった。
しかも彼はおそらく、『神としての力』は
一切使っては いなかった事だろう。
純粋なオーガの一剣士として見ても、おれには全く
彼の底を窺い知る事ができなかったのだ。

それ程に、おれと王との力量には、
天地の差があった。


そう語った おれを一瞥して空笑いした後、
海賊は再び視線を虚空へと戻した。


『 ザラたん…お前ェさんは…
  一生かけて、そのラダ・ガートの…
  『英雄の高み』に辿り着けると思うか?


…唐突な問いに、少し戸惑う。


『 まあ、無理…だろうな。


おれは まだ、強くなる。
今が限界だと云うつもりは まったく無いが…
しかし情けなくも、
ラダ・ガート王の領域まで達している自分を
全然想像できないのも確かだった。


『 じゃあよ。もし…
  お前ェに魔族の寿命があったとして…
  1000年かけて、
  英雄を越えられると思うか?


『 ……何が言いたい。


ゲンの言い回しが なんとなく鼻について、
おれは少し苛ついた。

海賊はクックと喉を鳴らす。
背中越しなので、その表情を見てとる事は
できないが。


『 魔王ヴァレリア…
  知ってるだろ?


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 1000年生きてる、
  魔界最強の戦士ってヤツだ。

『 急になんだ?
  知ってるよ、有名だからな。
  会った事は無いけど。


『 その最強の魔王サマがよ。
  勇者相手に膝をついたって言うじゃねーか。




☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 勇者姫アンルシア…
  まだ20年も生きて無ェようなクソガキよ。

  そいつに、1000年生きた
  魔界最強の戦士が負けちまうってんだ。


『 ……


『 でも、それが『勇者』ってモンなのさ。
  そうだろ?



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 なあザラたん…
  俺ァ、ガキの頃な、
  英雄になりたかったんだ。

  高い、高い空に煌めく…
  綺羅星のような存在に、な。


『 綺羅星、か…



~つづく~
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