みのりこの冒険日誌

むかえに来たよ（これをかぶって）
準備はいいかい？

クラッチミートは優しくいくよ
最初のカーブはそよ風だ

回した両手に力を込めて
君の合図で風になろう

僕の背中にもたれてごらん
春の音色が聞こえるよ


アスコン・プリンス２０２１

なんとなんと！
決勝戦に進むことができました！！
２０１５年と２０１６年のプリンセス以来５年ぶりで、プリンスでは初めてです！
写真をみつけた瞬間、涙が溢れました。

ここ数年、プリンセス４０選発表の日、私の写真がないことを確認すると、あ～やっぱり…と少しの間 落ち込んでいたのですけど、今回はあまり落ち込むこともなく「プリンス頑張ろう！」の気持ちに切り替わりました。

今年から決勝枠が４０→１００に拡大し、それならもしかしたら残れる？というあまい期待はスライドショーやTwitterで流れる作品を見る度に崩れ去り、１００選発表と同時に 落ちて当たり前 と思えたからかもしれません。

工夫が足らなさすぎる と思いました。

「よ～しそれなら！」という気持ちを込めながら、今回プリンスを撮るにあたり、こんなことに注意しました。

・キャラを大きく、一番目を引く存在にすること
・背景も細かいところまで配慮し、キャッチフレーズとPR文を物語る出来であること
・キャラの次に注目させるもの（今回はバイク）もはっきりみせること
・キャラのポーズが不自然でないこと

そして特に注力したこと
「画面全体の『色』が特別であること」

春です　あなたをむかえにきました
あたたかな陽気の中、ドライブに出かけましょう
僕の背中に身を寄せてくれたら
それだけで十分です


そんなあたたかな春色が一瞬で感じられるよう、カメラ機能のフィルターに頼らない工夫をしました。

新しいフィルターやフレームが出ると、どうしても使いたくなる、使わなくてはいけないくらいに思いがちですけど、そうではない と思いました。

ここに載せている写真たちは、全てインスタントフィルターを使っています。
何となく春っぽいかもしれませんけど、空気が澄みすぎていて、冷たささえ感じます。

実際の応募写真は、たぶんもっとあたたかく、春霞のような空気のよどみがあり、まだ室内にいる彼女をむかえに来たプリンス候補も日陰色をしています。

もう一つの工夫は、春なので、背景の青空を広くみせたことです。

上の写真は普通に撮ったものですが


この写真は、レンズを「広角」にしています。

キャラを大きく撮ろうとしてズームすると背景も近寄ってしまいますが、広角レンズ化すると、キャラだけ大きくなり、背景の青空を広く確保することができます。

広角レンズは、壁判定のある庭具（モンスターの家の柱部分など）をキャラの正面に置くことで、カメラが壁判定の部分だけ規定以上に近づいてくれることで成立します。

ただ、広角にすると画面周辺の歪が大きくなるので、その辺りを違和感なく自然に見せる構図が良いかもしれません。


【撮影データ】

キャッチフレーズ：風になろうよ
キャラ名：りゅうせい
フィルター：なし
フレーム：なし
フォーカス：上から１－２－４（真ん中の２はバイクにも焦点を合わせるため）
こっち向いて設定：自分の方に（ヘルメットの顎を上げるため）
ふたつのヘルメット：施設の人たち
しぐさ：ジュエルシャワー
春色効果：色変わりアーチネオン（オレンジ）
撮影場所：マイタウン「なっちゃんランド♪」
　　　　　　　座標D-5.8の橋の下から西に向いて撮りました。
　　　　　　　どうぞいつでもお越しください♪
　　　　　　　　（４月９日、撤去しました）


そうそうそれから
いいな！と思っていただけたら、応援よろしくお願いします(^^)♡


２月の終わり頃から応募開始の３月１２日に向けて、写真を撮ってはパパと子供たちに見せて、あーでもないこーでもない、もっとこうしたら？ これいいね！など、楽しい時間を過ごしました。
日に日に写真が良くなって、最終的には本当に満足できる１枚に仕上がりました。
家族で話しながら進めたことも良かったと思いますけど、私の大好きな、憧れのアストルティア写真家の作品を沢山見て、そして感じたことで、今回の１枚に色々なノウハウを詰め込むことができました。
今回私が次に進めたのも、その素晴らしい作品が「あなた、それで満足してはいけないよ」と教えてくれたからです。

感謝の気持ちを込めて
ありがとうございました(^^)/☆