レナスの冒険日誌

※この日記の公開＆コメントはチームとフレンド限定にしております。

ここ数日、色々とチーム内で在ったみたいで、正直なところ、私は戸惑っています（汗）
楽しくみんなで遊んだ翌朝、一晩で世界がひっくり返ったというか。

チーム掲示板の書き込みで、おおよその話の流れは解りましたが、一方だけのお話では、どう判断して良いのか解らないというのも正直な私の気持ちです。
さて、ここで私（の中の人）の事をお話したいと思います。
　
実は私、生まれつき右耳が聴こえません。
というより、耳が無い状態で生まれました。（鼓膜も穴もありません）
これを右耳小耳症・外耳道閉鎖症と言います。
ここまで聞くと、右耳に耳栓をしている位に思われるかもしれませんが、それ以上に不便な事が沢山あります。
　
健聴者には当たり前に備わっている機能に「双耳効果」もしくは「両耳効果」というものがあります。
解りやすく言うと、「沢山の音の中から、自分が聞きたい音だけを聞き分ける能力」だったり「音がどの方向から発生しているのか判断する能力」だたりするのですが、これが私には無いのです。
解りやすく言うと、ステレオ音源の世界の中で、私はモノラル音源の中で生きています。
１～２人だけの会話なら問題ないのですが、周りが騒がしかったり、私の右側から話しかけられると、相手の言葉を音として感知は出来ても、言葉としては聞き取れないというか。

どういう事か具体例を挙げます。

友達との会話中に「あああんああ」という言葉が聞こえたとします。
はい、何言ってるか解りませんよね（笑）
ここで私は、よく聞き取れなかった上記の言葉を元に、「国語の穴埋め問題」を瞬間的にする訳です。

友達の顔の表情や、前後の会話、発音のニュアンスを頭の中で瞬間的に構築。

答えその１「たまらんなあ」
答えその２「多摩ナンバー」

という候補を出して、正解と思われる言葉を選んで会話を続けます。
これを通常会話のスピードで行うので、普通の人よりもすごく日常会話で疲れます。 そんな私なので、文字だけで相手とコミュニケーションを取る事が出来るインターネットの世界、ひいてはドラクエ10の世界は、とても快適だったりします。
　
ただ、文字だけの世界というのは、友達の顔の表情や、前後の会話、発音のニュアンスが全く伝わらない世界だという事が、実はとても怖い物なのだとも思っています。


吉田沙保里「あの男、落としちゃおうっかな♪」
広瀬すず「あの男、落としちゃおうっかな♪」

では、同じ言葉でも伝わる印象がまるで違うというか。


今回、私の知らない処で、どういう会話のやり取りがあったのか、直接その会話内容を読んでないので何とも言えませんが、前後の会話、言葉のチョイス、言葉のニュアンスの受け取り方などに、違いが生じた結果なのかなぁと想像するしかないのですが。
　
言葉だけでコミュニケーションを取る世界の、言葉の持つ暴力性というか危険性というか怖さというか、そういう事を心の片隅に置いてもらえたら、こういう事が今後は起こりにくくなるのかなぁと思ったり。。。



何はともあれ、私は今、とても「寂しい」。