あるコンシュルジュのカップルの会話
男「今日も平和だね~。」
女「そうね。でもあたしは退屈だわ…。」
男「そうかい?僕は君といるだけで退屈はしないけどね♪」
女「あたしも貴方といるのは好きよ!でも、もう少し刺激が欲しいのよ!」
男「じゃあ面白い話をしてあげようか。」
女「ええ、なにかしら?」
男「1から10まで順番に数字を言ってごらん。」
女「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10。言ったわ。」
男「よし。じゃあ今度は10から順番に1まで数字を言ってごらん。」
女「えーどーして?」
男「まあまあ、良いから♪」
女「…10、9、8、7、6、5、4、3、2、1。言ったわ…。」
男「1から数える時と、10から数える時じゃ4と7の言い方が違うんだよ♪気付いたかい?」
女「えー!そうなの?」
男「疑うならもう一度順番に言ってごらん。」
女「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10。そして10、9、8、7、6、5、4、3、2、1。」
男「どうだい?」
女「まあ、ほんとだわ!刺激的ね!」
男「少しは楽しめたかな♪」
女「ええ。もっとこういう話はないの?もっと聞きたいわ。」
男「しょうがないな!南極にペンギンっているだろ?」
女「ええ、いるわね。」
男「南極ってさ、ペンギン以外に二足歩行で歩く動物がいないんだよ。」
女「へ~。」
男「だからね。遠目に人間を見つけるとね。仲間だと思ってペンギンが近づいてくるんだよ。」
女「そうなの?」
男「そして近くに来て、初めて仲間と違うと気付いてアワアワしちゃうらしいよ♪」
女「まあ、可愛い♪素敵なうんちくね。」
男「はっはっはっ。シャレオツにトリビアと言ってくれよ♪」
女「さすがね。楽しくなってきたわ。」
男「はっはっはっ。それは良かった♪」
女「ところで、さっきから何を編んでるの?」
男「これかい?これはセーターさ。」
女「!?」
男「どうしたんだい?」
女「…誰に渡すの?」
男「ほんとは君に渡したいんだけど、システム的に無理だろ?」
女「システムとか言わないで!」
男「はっはっはっ。だから雇い主に渡すのさ。」
女「やっぱり…。」
男「何かあるのかい?」
女「良く聞いてね。この家のコンシュルジュは貴方で3人目なのよ。」
男「そうだね。僕が一番後輩さ。」
女「実は私も以前雇い主にセーターを編んでプレゼントしたのよ。」
男「そうなんだ。そいつは雇い主に妬いちゃいそうだね♪」
女「でもね、受け取って貰った時は少しひきつった笑いをしていたのよ。」
男「そいつは驚いた。どうしてなんだい?」
女「実は先輩のコンシュルジュもセーターを編んで渡していたみたいで、私のは2着目だったみたいなのよ。」
男「と言うことは、このセーターは…。」
女「そうよ、3着目よ。」
男「じゃあ雇い主は受け取らないかもしれないね…。」
女「ううん、きっと受け取ってメルカリに出品するわよ。お金無いって言ってたし」
男「そいつは刺激的だな!」
女「プレゼントするなら、服じゃない方がいいわよ。あいつ(雇い主)ドレア全く興味ないみたいだし。」
男「そうなのかい?」
女「ええ、そうよ。気がつけばカンダタマントかバニーガールの格好ばかりで、くっそキモいのよ。バカみたい!」
※番組の途中ですが、臨時ニュースが入りました。
この日誌を書いている雇い主が、女のコンシュルジュの方は即刻解雇してやるとの意志を表明しました。
もう一度繰り返します。
この日誌を書いている雇い主が、女のコンシュルジュは即刻解雇してやるとの意志を表明しました。
理由を聞いた所、日誌を書いてておセンチな気持ちにさせられたから。との事です。
以上臨時ニュースでした。
引き続き番組をお楽しみ下さい。
男「それじゃ違うプレゼントの方がいいね。」
女「そうね。でも何にするの?」
男「そう言えば、雇い主が最近ハウジングをやりたいと言っていたよ。」
女「この家を?」
男「いや、サブキャラの家みたいだよ。」
女「あいつ(雇い主)のセンスで出来るのかしら?」
男「モチーフは渡辺篤史が来ても困らない家らしいよ。」
女「来ないわよ!」
男「いや~、好きだな~。こういうの!って台詞を言わせたいって言ってたね。」
女「そもそも渡辺篤史の建物探訪ってまだ放映してるのかしら?」
男「さあ?どうだろうね。」
女「番組観た事無い人にはこのネタ伝わらないじゃないの!」
男「それに関しては雇い主から一言あるみたいだよ。」
女「えっ?」
雇い主「この日誌を読んでるみんなの実年齢を信じる!(^-^)b 」
女「…最低ね!」
雇い主「(;つД`)」