棟梁 : 「今から話す歴史はのぉ、アサシンよお主の本来の主君である真祖ヴァンパイヤである
魔界伯爵の話じゃ」
「今は伯爵の地位に身をおいておるがの元々の階級は公爵じゃったんじゃ」
「だがある日、決して恋慕してはいけない種族に恋をし結ばれたがために公爵としての
階級を剥奪され伯爵まで階級を落とす事になったんじゃよ」
今は伯爵に階級をおく不死の種族であるヴァンパイヤ真祖デミウルゴス。
アサシンは今、伯爵の指示により悪鵜牙忍軍で修業の為に棟梁に身を預かってもらっている。(2016/09/24 サブクラス紹介その3より)
棟梁 : 「わしらには寿命がある。我が友のように不死ではない事は知っておるの?」
「友とは公爵の階級を剥奪された後に我が始祖と知り合いになったんじゃよ」
「ちょうど【 怒羅魂 】八式までを纏うようになった頃じゃの」
そして棟梁は公爵が剥奪される事になった恋の話を始めるのだった。
内容は、魔界から精霊界を眺めていた時にある妖精の美しさに目を奪われてしまったとのことである。
その精霊は魔界では決して見る事のない美しい羽をもち無邪気に楽しそうに遊んでいたという。
(え?恋慕って・・・性別・・・え?え?)
公爵は決して踏み入れてはいけない精霊の地に足を運び、精霊の守護者達に阻まれながらもその美しい精霊まで辿り着き魔界の城まで連れ去ったのだ。
魔界まで連れ去られ悲しむ美しき精霊に、公爵は自分の愛する想いを精霊に与えつづけた。
その後、魔界の王にその事を知られ怒りを買うことになる。
不死と言えど魔王の力に対しては消滅すらありえる事であった。
魔界の王に呼び出され滅されかけたその時、最後まで精霊を想い続ける公爵の姿を見て自身への愛が本物である事を知った美しき精霊は自然と王の目の前に飛び出していた。公爵をかばうように被さったのだ。そして、その愛し合う姿を目の当たりにした王は感動し伯爵まで階級を落とすことで許したというのだ。
(ええ話やぁ・・・ええ話なんだけどね・・・;)
幸せは永遠には続かない・・・・。
精霊は伯爵と違って不死ではなく、寿命は他の種族より遥かに長いとはいえ いつかはこの世から去る日がくるのである。
(まぁ・・・ありってことで・・・w)
<弐の巻>も最後まで読んで頂いた方!本当にありがとうございます!
続いて、ドレア紹介の内容紹介しちゃうのでヨロシクお願いします~
それでは<参の巻>ドレア紹介編までどうぞ!