そうあれは今から25年以上も昔のお話し。
まさにドラクエブームの真っ最中。海外のTVでは「日本にはドラクエと言うドラックがある」とまで言われドラクエ発売日には仕事学校を休んで行列に並びソフトを取り合って殺人事件も起こったそんな時代だった。
私は中学生だった。ある日のHR、クラス委員の眼鏡が手を挙げた。
先生「どーした眼鏡?」
眼鏡「先生、このクラスにはイジメがあります!」
先生「なに!?どーゆー事だ?」
眼鏡「K君、さぁ。」
K君「…」
眼鏡「どうしたの?今言わないと、この先ずっと続くんだよ?」
泣きながらK君は話し始めた…
K君「もう…もう石川のレベル上げはやりたくない…」
I 君「木村テメー!!」石川は声を荒げた
先生「石川黙れ!木村、何があった?分かる様に話しなさい」
K君はゆっくりと立ち上がり細い声で話し始めた
K君「毎日毎日学校帰り石川の家に連れて行かれてドラクエをやらされてます…毎日毎日スライムを何千匹も殺してます。新しい町にも行けずゴールドが貯まるかレベルが上がるまで帰れないんです…」
先生「石川、本当か?」
I 君「…」
K君「もう…もうドラクエなんてやりたくないんです…」
泣きながら訴えたK君。でもクラス中は微妙な空気が漂っていたw
先生「石川、職員室へ来い」
先生と石川はそのまま職員室へ行き、いつもと違うHRは終わった。
その後二人はどうなったか興味も無かったから分からないが間違い無く石川と木村はドラクエに何らかの影響を受けた人生になったと言える。
25年以上も昔のお話し…