「先輩…、生きてます?
おーいおーい(゚Д゚)ノ」
しかし、先輩からの返事はなく、
そのまま1時間もの時間が経ちました…。
「ねぇ?もう帰っちゃいますよ」
「!、すまん…寝ておった!」
その時私は思った…、
え?目を開けて寝るのか?あれで寝ているのか?
と。
実際イズヤノイ先輩は目を開けて寝るらしい。
寝ていることは明確…なのか?
エマ先輩にそう聞いたが…、どうなんだろうね?
「じゃあ、ホイミ唱えますよ!」
ホイミ!
やはり難なく成功。
「じゃあ、もう教えることはない。
帰ってくれ 」
私は、何言ってんだコイツと思いました。
だって、普通の基礎を身につけておくのは僧侶として
当たり前な事。
この冒険者達…、ホイミを唱えられるのは10分の9、9の確率なのに
イズヤノイは私を甘く見すぎていたんだと。
「え?ホイミは基礎ですよね?」
「ホイミさえあればあとは難なく身につけれるからな」
「わかりますけど、僧侶的なアレが必要だと思うんです…」
「?」
やっぱわかんないですか、先輩って…先輩じゃないのね。
で、時間が来てしまいました。
なので、僧侶の馴染みのエマに聞いてみました。
前までは先輩って呼んでたけどもう馴染んだからエマになりました。
「ねぇ、エマ。イズヤノイ先輩ってホントに
僧侶のこと わかってるの~? 」
「あー、あのおっさん、詐欺だよ」
え?詐欺!?それは言い過ぎです…エマ…
「え?」
「だって、呪文とか教えるのはいいけどみんなが普通にできる
ホイミだけじゃん!もっと、難しい呪文…、んと
僧侶だけの呪文とかそういうのがあればいいのにね! 」
「ほんと、ほんと。
ホイミだけじゃつまんないもんね!」
そう雑談しながら家に帰りました。
そして…翌朝
「先輩!ホイミ以外の呪文を習いたいんです!」 「ふぅむ、わしにはホイミしか知らん!!!!!」
「他の呪文を習いたいなら違う所にいけ!」
イズヤノイ先輩を怒らせるとこんなことになりました。
この事をまたエマに話すのでした。
「えぇ!?ほんと…」
「じゃあ私もここやめるわw」
「そうだね!もっとこう…、ちゃあんと
習えるようなトコいこうね! 」
おしまい
続編もまたやるので、良かったら見てみてねw