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砂漠のじごくのハサミ

ノノ

[ノノ]

キャラID
: TQ400-888
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: デスマスター
レベル
: 120

ライブカメラ画像

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ノノの冒険日誌

2016-12-09 01:02:00.0 テーマ:その他

ゆうはん。59 「アリだー!!」


  第4章 その24

 詩人は北へと向かっていた。海岸を離れ、坂道を登っていく。
 丘の上に白い建物が見えた。――あれが、そうなのか?
 詩人は急ぎ足になった。全身が重く寒気もするが、休んではいられない。
 と、
「きゃぁ――ッ!」
 なんと!
 なにものかが モンスターに かこまれている!
 詩人の進む先、巨大な昆虫らしき怪物が数匹。悲鳴を上げた女性はその場でうずくまっている――、
 しじんの せんせいこうげき!
 かいしんの いちげき!
 モンスターを やっつけた!
 まず一匹。詩人は剣を抜いていた。そして振りかぶり、二匹目を。不気味な見た目の割には脆いようだ。続けざまに三、四匹目も切り払った。
 ぎちぎちぎちぎちッ――、残りの怪虫が不快な音を立てた。
 そいつは黒蟻が突然変異したような姿だが、その大きさは大人の腰まである。あの強靭そうなアゴで噛まれたら結構なダメージになるだろう。いやでも、あれがGの付くアレでなくてよかったと心から思う詩人さんである。
「気を付けて、そいつらは仲間を呼びます!」
 ふいに女性が声を上げた。
 しかし、詩人はニヤリと笑う。
「ふふんッ、雑魚がいくら数で来ようと、所詮はザコだぜ? おら来いよッ、俺が相手をしてやるぜッ!」
 しじんは どこかできいたことのある セリフを はいた!
「ぎいいいいいいいぃ――ッ!」
 モンスターは なかまをよんだ!
 なんと!
 モンスターFが あらわれた!
 モンスターGが あらわれた!
 モンスターHが あらわれた!
 モンスターIが あらわれた!
 モンスターJが あらわれた!
 モンスターKが あらわれた!
 モンスターLが あらわれた!
 モンスターMが あらわれた!
 モンスターNが あらわれた!
 モンスターOが あらわれた!
 モンスターPが あらわれた!
 モンスターQが あらわれた!
 モンスターRが あらわれた!
 モンスターSが あらわれた!
 モンスターTが あらわれた!
 モンスターUが あらわれた!
 モンスターVが あらわれた!
 モンスターWが あらわれた!
 モンスターXが あらわれた!
 モンスターYが あらわれた!
 モンスターZが あらわれた!
「うおおおーいッ! 現れすぎでしょうがよおおおーぉッ!」
 しじんの さけびが こだまする!
 やった!
 あたりいちめん むしの うみだ!
 ――ぎちぎちぎちぎちッ、がさがさがさがさッ、わちゃわちゃわちゃわちゃッ、ふしゅるるーるるる――ッ!
「ひぃッ! 気っ色悪ぃッ! てかこれ、なんつーの、こう、画面に入り切らなくね? ――あででででぇッ! 噛んだッ、噛まれたッ? いま、噛んだヤツぁどいつだッ、出て来いコラッ! ……いや、嘘うそウソです、すいませんッ! うわッうわッ! 寄るな集うな近づくなーッ!」
 しじんのからだが むしたちに のみこまれる……! 

※あまりにも気持ちの悪い光景ですので単純描写にてお送り致しております。ご想像ください。

 ややあって。
「あのー、大丈夫でしょうかー?」
 女性は虫たちが群がり出来た山状の塊に、恐る恐る声を掛けた。遠目から。
 すると、ざざざざ、ぞぞぞぞ、蠢く山の中央、
「う……」ぴかッ! っと光り、「うおおおおお――ッ!」
 咆哮。
 しじんの こうげき!
 モンスターを たおした!
 モンスターを たおした!
 しじんは モンスターを たおしまくった!
 鬼人の如く一心不乱に剣を振りまくった詩人。それまさに詩人さん無双! そして切り裂かれた昆虫の甲殻たちは黒い粒子となって散っていく。
「すごい……あれだけの魔物をたったひとりで」
 驚愕する女性。
「ぜーッはーっぜーッはーっ」
 全身で呼吸をしている詩人さん。
「 さぁあとは お前だけだぜ 遺言は? 」
 その視線の先には、
「ぎぃッ?」
 残り一匹。
 対峙する、人と虫。互いに相容れぬ存在である。
「ぎいぃぃぃッ!」
 モンスターは なかまをよんだ!
 しかし!
 だれも あれわれなかった!
「いや、もういいから。尺、十分だわ、お疲れさん」
 ずばッと切り払った詩人。虫型の怪物は散りになって消え去った。
「すみません。なんとお礼を申し上げたらよいのか」
「ふぃ~。トラウマもんだったぜ、コイツぁ。あー、疲れ……たッ」
 突然、強烈な眩暈が詩人を襲った。膝が砕けたかのようにそのまま崩れ落ちた。
「大丈夫ですかっ?」
「ああ、だいじょうぶだぜ……ちょっとだけ、さみぃかな、ははは……っ」
 詩人は奥歯を鳴らした。
「もう少し先に、小さな寺院がありますから、どうか、そこまでは!」
 しかし、激しい悪寒に震えたまま、詩人は動くことが出来なかった。

 つづく。
※この物語はフィクションです。
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