目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

砂漠のじごくのハサミ

ノノ

[ノノ]

キャラID
: TQ400-888
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: デスマスター
レベル
: 123

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ノノの冒険日誌

2016-12-22 03:39:57.0 2016-12-26 04:54:24.0テーマ:その他

ゆうはん。60 「我が領土となれーぃッ!」 「ちょいちょいちょいちょーいッ! 国民を巻き込むなっ!」


  第4章 その25


 なにやら話声がする。
「――で、院長、どうするンですのかーぁ、このヒト。……えぇ~、しばらく置いておくぅ? またなのぉ? こないだ変な子供拾って来たばっかですよねぇ、どんだけお人好しなのよぉ。ったく、結局あたしの仕事が増えるだけじゃんか……、いえいえ、なんでもございませんですわ。はいはい、わかりましたよぉ、あたしゃ見習いシスターですもんねぇ、お掃除ならもうとっくに終わってますわよぉ。ん……、着替え? ここに置いておけばいいんじゃないの? ……え、着替えさせる? あたしが? って、脱がすのぉッ!? ――いやイヤいやイヤ無理むり無理ムリッ! ……えぇぇ、これも修行の一環って、ウソでしょぉおッ!?」
 少女の絶叫がした。
 ――またしても、お目覚めスタートですか、ったくワンパターンだな。ネタ切れか? まぁ、変な夢見なかっただけマシか。
 ベッドに寝かされたまま、ちらりとうかがう。
 ――そわそわ、うろうろ、もじもじ、きょろきょろ。
 修道着の少女が部屋中をぐるぐる回っている――、見習いシスターとか言ってたな、このコ。
 そして少女は深呼吸。さらに手の平になにか書いて飲むこと三回。続けてなぜかニ礼二拍手。
「かみさま、金貨ひゃくおくまん枚あたしにください、おねがいします。あと、あたしを、ないすばでぃにしてください、せつじつに」
 合掌。
 ――なぜ俺に?
 そして。
 ついに少女は意を決し、その手を掛け服を脱がそうと、
「――お前さん、なにしているンだい?」
「はぁぅわ――ッ!!」


 間。


「も~~~ッ! 起きてたンなら早く言ってよね!」
 自称・シスター見習いの少女が声を荒げた。
 対して詩人は、
「お前さん、すげー顔赤いけど、だいじょぶか?」
「うっさい、寝てろ、ばかッ!」
 みならいシスターの こうげき!
 しじんは すばやく
 みをかわした!
「いや、さっき起きたばかりだし」
 詩人は少女が投げつけてきた荷物を確かめた。
 男性用の着替えが一式、入っていた。
「ありがとな。まぁ、自分で出来るからよ、なんか悪かったな」
 詩人が顔を上げると、
「もう、なんなのよぉ。どいつもコイツも、ばかにしちゃってさぁ。このあたしを、誰だと思ってるのよぉ」
 みならいシスターは たいくずわりで
 なにやらぶつぶつ いいだした!
「いや……うん。あのさ、着替えるから、出てってくんないかな?」
 詩人が声を掛けるが、少女の独り言は止まらなかった。
「だいたい、なんであたしが、こんなところで、メイドみたいな真似しなきゃなんないワケ?」
「おーい、聞こえてるかーい? お前さんよぉーい?」
 しかし!
 しじんの こえは
 とどかなかった!
「そりゃぁ、今までイイ手本が近くにいたから、だいたい何でもひとりでこなせるけどさぁ。てか、おかしいよね。どっちかっていうと、あたしが尽くしてもらう側なのにぃ、ホントは。でも随分、仕込まれたしなぁ、お姉ちゃんに。ふふっ、お姉ちゃん元気かなぁ、お城のみんなもぉ」
 なんか、独り言したのちに思い出し笑い始めちゃったよ、このコったら。脳内お花畑なんだろか? 幼女イオと言い、武器屋で会ったガキんちょと言い、最近の子は恐ぇなぁ。と詩人は嘆息し、
「ま、聞こえてないみたいだし、もう目の前で着替えるからな。知らんぞ、俺は」
 がさごそと着替えを始めた詩人さん。
「あー、もー、はやく出発したいのに~ぃ。どこまで行ったってぇのさ、アイツらはぁ! とっとと帰って来てよね。今こうしている間にだって、あの人は――、ゆうしゃさまは――ッ!」
 ふいに少女が緊迫した声を上げた。
 それには詩人もほんの少しだけ気になったようだが、
「ちょうど上着を脱ぐとこで、うん、なんつーの、こう……、頭が上着の中だったんで、よく聞こえなかったが……、なんか言ったか、お前さん?」
「へ……?」
 少女が顔を上げた。目の前には、詩人さん――成人男性(ただし住所不定無職)の、身体が。

 ※お察しください。

「ぎゃああああああああああああああああッ!!」
「うぉぉぉいッ! あんのじょうだぜぇッ! これ、何のお約束ですかーぁッ!?」
 ふたりの さけびが こだまする!
「露出狂がいるよぉッ! それはもう変態だよぉッ! 変態は、じゅうざいにんだよぉ!」
「ちょーい、なんかこの流れみたことあるぞぉ~ぃ!?」
「これはもう戦争だよッ? じゅうざいにんのいる国は、侵略するしかないよぉッ!!」
「規模がデカくね!? てか、お前さんになんの権限がー!?」

 みならいシスターは こんらんしている!
 しじんさんも こんらんしている!!


 つづく。
※この物語はフィクションです。
いいね! 11 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる