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砂漠のじごくのハサミ

ノノ

[ノノ]

キャラID
: TQ400-888
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: デスマスター
レベル
: 120

ライブカメラ画像

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ノノの冒険日誌

2018-02-09 05:04:50.0 2023-11-02 01:54:23.0テーマ:その他

ゆうはん。70 胸に鳴り響くテーマソング


  第4章 その35


 あれから、数日後――。

「それじゃぁ、世話になったな、院長さん」
「本当にお身体はもう大丈夫なのでしょうか?」
「もうバッチリよ。ありがとさんな」
「急にみんないなくなってしまうのは、やはり寂しいものですね」
「ああ、そういえば、見習いだったあの娘は?」
「何日か前、仲間たちと共に、旅立って行きました。あなたのことをすごく心配していたのですが……」
「そっか。俺はずっと寝てたからな。まぁ、お互い旅してりゃ、どっかで会うこともあるだろうさ」
「人は誰もが、何かしらの使命を背負っているものです。あの子も、また」
「あっ、そうだ。あの小僧はどうした? まさか、やられちゃいないよな?」
「彼にも迎えの者が来ました。黒い服の優しそうな若い紳士の方が」
「そういや、GPS搭載だったっけ。いや確か、粉々に砕いちゃったけど、あれ大丈夫だったンかな。まぁ、いいか」
「じーぴーえす……?」
「いあいあ、こっちの話。……まぁ、なんと言うか、その、街中が大変そうだけど、これで良かったのかな?」
「ええ。こうして、街の大聖堂に、みんな戻ることが出来ました。必ずしも、悪しき者たちだけではない、心正しき者たちは確かにいるのです。そう、あなたのように」
「なはははー、照れるなぁ」
「これからも手を取り合って、みんなで頑張りますから」
「おう。……んじゃ、行きますわ。あいつに追いつかないといけないし」
「どうか、お気をつけて。神のご加護がありますように」



 少しずつ活気を取り戻していく街の中を、進む。
 途中、とある商店で足を止めた。
 戸は閉まったままだった。中には誰も居ない。
 主を失ったその店は、そこだけが街から切り取られ、時が動いていないかのようだった。
 山で摘んだ花の一輪を、窓枠にそっと置いた。
 しばらく立ち尽くしていたが、やがて歩き出した。



「あのー……今日こそは、お船に乗せてくださーいです。お金なら金貨いっぱい持ってるですよー。……え、ダメです? なんでです? 大人と一緒じゃなきゃ? んもぉ! あの頃のチビッ子じゃないのですよ! そりゃぁ、確かにまだまだ発展途上ですが、なんというですか、こう、成長期真っ盛りだからこそ将来へ無限の可能性ってもんが、って、こらー! なんで無視して行っちゃうですかー! むきー! ぷんぷんッです!」
「まぁまぁ、嬢ちゃん。そんなにぷりぷりしなさんなっての。可愛い顔が台無しだぜ。そういうときは……、一曲どうだい? せっかく旅をするンなら、楽しく行かなきゃな」
「……ふふふ。なんです、あなた。この魔法勇者の仲間になりたいですか? 辛くて険しい長旅になるかもですよ? この間違った世界の真実を知るために」
「まかせとけ。旅ならお手の物。なんせ俺は、流浪のうたびと。さすらいの吟遊詩人なのさ」



 第4章 完。
※この物語はフィクションです。































「…………おい、起きろ」
「……ぐーすかぴーぴょろ……zzz」
「おいこら、さっさと起きんかーいッ!」
「……はびゃッ? ボク、もう食べられな~い!」
「寝ぼけるな! ったく、ずいぶん捜したんだぞ。お前まだそんな所にいたのか!」
「イタタタ。まだってなにさね! アンタらが入れたんでしょぉが! このボクを、空きビンなんぞに~ぃ!」
「だから今、出してやっただろぉが」
「……フーンだ。もうボク知らない。勝手にひとりで、どこへでも行っちゃえばいいんさね~だ」
「ふ・ざ・け・る・な!」
「あだだだだ! とれちゃう! 羽根とれちゃうからぁ! 引っ張んないでぇええ!」
「ふん。アイツと同じ名前のお前を放っておけるワケないだろ」
「一緒にいてほしーなら、そう言えばいいのにさ。ったく、素直じゃないん……だから……?」
「何か言ったか? って、おい、何を見ている?」
「いや、あそこ。あの窓のところに、ボクと同じコがいるのよね…………ねぇ!」
「あ、こら! 勝手に飛び回るなッ」
「こんにちは。キミは、誰の、妖精さん?」
「……わからない。なにも思い出せないの……」
「え、なにお前。いつの間に増殖したッ?」
「もぉ、ちがうってば。たぶん、このコは、別の誰かのサポート役さねぇ。はぐれちゃったのかな~?」
「花なんか抱いちゃってさ、おしとやかで、ずいぶん可愛らしいじゃんか。お前と違って」
「おだまりッ! ……ねぇ、キミさ、行くあてないなら、ボクたちと一緒に行く?」
「……いいの?」
「その一輪、キレイね。似合ってるわよ」
「……ありがと」
「ねぇ、いいよね?」
「ふん。一匹も二匹も同じようなもんだ。勝手にしろ。ほら行くぞ、フィーア!」
「もぉ、マオったら。……ほら、キミも一緒に行こっ!」
「……うん!」
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