目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

砂漠のじごくのハサミ

ノノ

[ノノ]

キャラID
: TQ400-888
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: デスマスター
レベル
: 121

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ノノの冒険日誌

2023-12-05 02:42:53.0 2023-12-07 04:48:14.0テーマ:その他

ゆうはん。86「やっほーみんな! 勇者のあたし地下迷宮でワナにハマっちゃったの! そしたら謎の男のヒトがあらわれて……!」「え、急に誰なの、お兄ちゃん?」「まぁ、ここは黙って見てようぜ」【まおぼく】

  第5章 その16

「えっと……あなた、さっきそこの部屋で死にましたよね?」
「ああ。うん、まぁ、死んだな」
「じゃぁ、なんでまだ生きているの?」
「あ、俺、死んでも大丈夫なんだわ」
 ――ナニソレどゆことッ?

 それで、その男のヒトは淡々と続ける、
「ああ、近くのほこらでお祈りしたからな。おかげで早く戻って来られたんだよ」
 ええええー……。なにそれイミワカンナイんですけどぉ……?
「いやー、便利になったよな~。お城まで戻されなくて済むもんな。いちいちあのオッサン――王様の嫌味もう聞かなくて良くなったしなぁ」
 ……あ、わかった、このヒトたぶん、アタマがオカシイのね。
 が、彼は急にマジメな顔してあたしを見て、
「そんなことより、キミは何者なんだ? こんな所で何をしている?」
「ふふふん。あたしはね、――勇者だよ!」
 自信たっぷりに言ってやったよね、あたしは。
 まさかこんなところで勇者様に会えるなんて、彼もビックリでしょ。
「…………」
「ちょ、ちょっとぉ、何か言ってよ」
「いやぁ、なんか懐かしいなぁって思って」
 と、そのヒト。
「はぁ? 変なの……」
「それじゃ、ゆーしゃさま、よ? ここは危険だから、早くお家にお帰り、な?」
「ちょいちょーい、勇者が帰るワケないでしょーが!」
 声を荒げた、あたし。
「ふー……」と、彼は深い溜息をついて、「じゃ、何しに来たってんだい?」
「ふふん、決まってるでしょ。勇者と言ったら、魔物退治よ!」
 自信たっぷり・パート2だよね、あたしの。
「…………」
「ちょ、だから、なんなのさ、なんで黙るぅ?」
「いや、なんかな、ちょっとね。でも……、まぁ、そんなワケないしな」
 なんか調子狂うなぁ、このヒトって。
 なんかブツブツ言ってるし。
「アンタこそ、一体誰なの何者なの? てか、なんで生き返るの? そんでここに何しに来たってのさ?」
 そしたら、彼は真剣な目をして言ったんだ。

「俺は、この地下にいる竜の王に会いに来た」

「!」
 やっぱり、ここにはいるんだ、巨大なドラゴンが!
 もしもそんなのが飛び出したら、街が、みんなが危ないよ。
 だからあたしが倒さなくちゃ。勇者であるあたしが……!
「そーゆーことで、じゃ!」
 手を振りニコッと笑って、先へ行こうとする彼。
 って、
「ちょっとぉ! あたしも行くんだからねッ!」
「? なぜキミが来るんだ? キミには関係ないだろう?」
「だ~か~らぁ! ドラゴンを倒すのぉ! あたしがぁ! 勇者なのでぇッ!」
「鼻息荒いぞ?」
「うっさいッ! こっち見ンなしッ!」
 もぉ、なんなのこのヒト、こんなに言ってンのに、なんで伝わんないンだろぉ。
「――動くなッ!」
 そう言って突然駆け寄って来た彼はあたしの口をその手で塞いだ!
「むぐぅ……ッ?」
 通路の壁に押し付けられ、口と利き手を塞がれる!
「……喋るな……黙ってろ……ッ!」
 耳元で囁くように、だけど鋭い言葉で刺されたあたしは動けない。
 近い近い近いってばッ! 彼の鼻があたしの頬にあと数センチのところまで迫っている!
 もしかして、お、襲われるぅ……ッ!
「――そこかッ!」
 ざくんッ!
 っと、彼はいきなりあたしの足元に剣を突き立てた!
 ギエエエエ……ッ!
 あたしの足の間、床からズルズルぅッと黒い物体が不気味な呻きと共に這い出て来る!
「ちょっとぉ、なんなのさ、コイツ……ッ?」
 やっと解放されたあたしだ。
 彼は剣を構え、そいつと対峙している。
「キミの影に潜んでたんだ。暗黒生命体さ。あと少し遅れてたら、乗っ取られてたかもね」
 気体のような液体のような霧の塊のような、薄っぺらい真っ黒な怪物だった。
「うっそぉ、まぢで……?」
「うん、たぶん。じゃ、せっかく潜んでたとこ残念だけど、――お前はもう経験値だッ!」
 ギエエエエ……ッ!
 なぞのおとこの こうげき!
 なんと!
 まものを やっつけた!
「!」
 彼が敵に向け踏み込んだと思った瞬間、すでに怪物はバラバラになっていた!
 目にも止まらぬ速さで幾度も斬り込んでいたんだ。
「すごい……!」
 あたしと同じくらい、いや、それ以上に、このヒトは強かった。
 ……あたし、決めた。
「ねぇ、あんた。あたしの仲間にならない?」 
 
「  はい
  →いいえ

 ……あ、結構です」
「ちょいちょいちょいちょーいッ! ええええーッ?」
 こ、断られたぁーッ!
 あたし、勇者なのにーッ?

 つづく!
※この物語はフィクションです。
 交流酒場で「ゆうはん。」と検索すると、これまでのお話が振り返れます。
 第一回はコチラから↓
https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/183827313689/view/1989548/
いいね! 11 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる