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砂漠のじごくのハサミ

ノノ

[ノノ]

キャラID
: TQ400-888
種 族
: ウェディ
性 別
: 男
職 業
: デスマスター
レベル
: 121

ライブカメラ画像

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ノノの冒険日誌

2023-12-14 05:45:10.0 2023-12-14 05:52:53.0テーマ:その他

ゆうはん。89「どうして迷宮に宝箱があるのかな?」「楽しみがないと攻略に来ないから?」「きっと志半ばで倒れた冒険者の“あれば良いのに”という思念が創り出したのね」「ちょっといい話か!」【まおぼく】

   第5章 その19

「あのさ~ぁ?」
「はい……、ごめんなさい」
 彼のジト目にあたしは、しゅんとなる。
 案の定、彼は上の階から戻って来た。地下の奈落に落ちたはずなのに。
「えっと、やっぱり……?」
「ええ。死にましたけど、なにか?」
「デスヨネ~ぇ……あははは」
 でも、あたしは反省の意を込めて正座して待ってたんだよ、えらい?

 どうにか不死のヒト(正確には死んでも何故か生き返って戻ってくる。謎の男性)と、再会することが出来た勇者のあたし。
 目下、彼と共に最深部を目指して迷宮探索を続行中である。

 どーでもいーけど、この迷宮――、
「トラップばっかりなんですけど~ぉ!」
 どらたたたたッと、あたしたちは通路を駆け抜ける!
 左右の壁からはびゅんびゅん弓矢が飛び交っている!
「う~ん、誰かが仕掛けまくったンだな。真新しい仕掛けばっかりだし、普通の量じゃないよなぁ」
「なにをゆーちょーに観察しとるかーぁ!」
 あたしの さけびが 
 こだまする!

 ごろんごろんごろん!
「うをおおおぃ! とつぜん巨大な鉄球がーぁ!」
 ざざざざばーッ!
「水流に流される~ぅ! ごぼごぼごぼごぼッ!」 
 じりじりじりじりッ!
「あちっ熱いッ! 部屋の温度が尋常じゃないッ! 焦げるッこげるぅッ!」

「はぁはぁはぁ、なんのさ、もぉ疲れた~ぁ」
 あたしはすでにぐったりだ。
 なのに彼は涼しい顔して付いて来たからビックリだ。
 さっきの灼熱地獄の部屋でも淡々とした表情で通り過ぎた彼。相変わらず不思議なヒトだわ。
「こっちに小部屋があるから、少し休んで行こうか」
 彼が指差した通路の先、
「あ、見てみて、宝箱がふたつもあるよぉ。ラッキー!」
 あたしは目ざとく駆け寄った。
「うん、ふたつ宝箱が並んであったら片方は……、って、そろそろ学ぼうか?」
 うしろで彼がなんかぶつぶつ言ってるけど、気にしないあたしである。
 がちゃり。
 と、あたしはひとつ目の箱を開ける、
「なにこれ? 全部、毒消し草ぢゃん」 
「がっかりだな。ってか、うん。なんつーか、こう、もうちょい躊躇(ちゅうちょ)しようか?」
「どれどれ、もういっこは~?」
「おい待て、さっき言っただろ、って勝手に開けるなし!」
 がちゃッ!
「くけけけけーッ!」
 なんと!
 たからばこは わなだった!
 なかから まものが おそいかかった!
「きゃーッ! トラップボックスぅ!」
 突然箱の中に潜んでいた魔物が口から黒い煙を吹き出した。
 ぷしゅーッ!
「うわ、あぶなッ」
 あたしは咄嗟(とっさ)に身をかわした。
「うぐッ!」
 ……あ。
 後ろにいた彼に思いっきり当たっちゃった。
 ばったり!
 なんと!
 なぞのおとこは しんでしまった!
「ちょっ! ええええーッ?」
「くけけけけーッ!」
「え、え、まぢ? またなのっ? どうしよ、どぉしよ……っ?」  
 地面に転がった彼からの返事はない。すでに事切れてるようだ。
 魔物は箱ごとぴょんぴょんと部屋中を跳ね回っていて、
「くけけけけーッ!」
「アンタちょっと黙ってなさーいッ!」
 しょうじょの こうげき!
 かいしんの いちげき!
 まものを やつけた!
 イラっと来たあたしは宝箱ごとぶっ壊して魔物をたたっ切ってやった。あー、ちょっとだけスッキリした。
 ややあって。
 気付けばいつの間にか彼の身体は消えていた。
 しばらくしたらまた戻って来るとは思うンだけど……。 
 ふえーん。
 また待ちぼうけだよぉ。  
 仕方がないのであたしは小部屋から出て先の方を様子見することに。
 しばらく進んでみる。大丈夫。もうトラップは無いみたい。ただ真っ直ぐに通路が続いている。
 と、

 ――ぞくり。

 なにかが、奥に潜んでいるみたい。
 グオオオオオ……ン!
 不気味な唸り声が段々と大きくなっていく。

 その先にいたものとは……?


 つづく!
※この物語はフィクションです。
 交流酒場で「ゆうはん。」と検索すると、これまでのお話が振り返れます。
 第一回はコチラから↓
https://hiroba.dqx.jp/sc/diary/183827313689/view/1989548/
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